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マチソワでソワソワ。

ミュージカルが好きです。最初にハマったのはオペラ座の怪人25周年記念公演です。

死ぬまでに叶えたいことの一つに『マチソワ』があります。昼公演(マチネ)と夜公演(ソワレ)を続けてみることを『マチソワする』と言います。1回の公演は2時間半〜3時間程度。×2。シートとの軋轢に打ち勝つ強靭なお尻と腰、クリアな視力、はっきり聞こえる聴力、ストーリーに没頭できる集中力がなければできません。

年々右肩下がりで落ちていく体力が下がり切らないうちに実現しないとなりませんが、残念なことにチケットはお高く、しかも取れず、地方から上京するとなれば旅費がプラスされるのでなかなか実現に至りません。去年、星組の全国ツアー公演とミス・サイゴンを観に行きましたが、肌身で感じる演技と歌声の圧力はやはり素晴らしく、本当に早いうちに実現させないと!と思いました。

でも、そんな私にも救世主が現れました。ライブ配信です。

座っていることに疲れたらゴロンと横になってOK。垂れた瞼に遮られるボンヤリ視界でもOK。音量は家族に迷惑をかけない範囲で好きにしちゃってOK。うっかりうたた寝してもTwitterを探せば実況してくれる方がいるので多少気を抜いてもOK。作品によってはアーカイブもあって「この場面だけ観たい」時も期間内なら何度でも観られる。もう、尻の心配はいらない。

ライブ配信観劇民にとって、夢のようながオンラインマチソワの機会が訪れます。
1月30日、マチネは宝塚歌劇団花組公演『うたかたの恋/ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』、ソワレは東宝ミュージカル『エリザベート』。

こんな豪華なマチソワがあっていいのか。

この先あるかないかのミュージカル関ヶ原、やあやあ我こそはガラスのように砕け散る腰とヘタれた低反発の尻を持つラミン・カリムルーはオペラ座の怪人25周年記念の時のビジュアルが一番好き侍でござる、神妙に手合わせ願いたい!
最後の花總まりシシィが最初の花總まりシシィだよ。どうしようね家康。

30日の予定は決まっていて、日の出と共に起床し、午前中に掃除、入浴、食事を済ませて、夕食を準備。飲みものとおやつを携えてマチネの花組の鑑賞を開始。幕間にトイレを済ませて後半のショーに突入。パレードが終わったら、卒業する皆様の最後のご挨拶と花組ポーズを見届けてダッシュでトイレ。飲み物とおやつを補充して今度はソワレのエリザベートへ移り、幕間でビールを一気飲み。二幕の緞帳が降りたらTwitterで皆さんの感想を読みながら夕食を食べるので、隕石とか落ちてこないで欲しい。アルマゲドンは後にして!!!マジで。

配信でマチソワするだけなのに。たぶん隕石は降ってこないし、パソコン持って動けばいいし、2日前から当日の動きを細かく決めて、ハカハカしなくていいのに。

何、この緊張感・・・。

こんな調子でいつもうっすら緊張しているのが、固める反射の影響なんだぜ

楽しみなんだけど、楽しみを楽しむために緊張するというか、リラックスできないのよ。
どうだい。しんどいだろう?

ちゃっちゃと反射を統合したほうがいいやって思うわ。


配信組の皆様、存分に堪能いたしましょうね。
ライブ中継組の方も、大画面でれいまどマイティーこってぃーをご堪能くださいませ。
劇場観劇の方は、生でこそ味わえるすべてのことを味わってくださいませね。

明日のために買い出しに行ってきます。

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