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「スイングが硬い」を解決させる

「スイングが硬い」という感覚は、
バドミントンの現場においてよく聞かれたり、
自分自身でも感じやすい問題です。

肩甲骨を柔らかく使えたらな。
背骨を柔らかく使えたらな。
もっとリラックスできたらな。

誰もが一度は思う事でしょう。

しかし、一概に柔らかくしようとストレッチをしたりマッサージをしても、なかなかスイングが柔らかくなる。という領域まではいけませんよね…

では、どうしたら「硬いスイング」が柔らかいスイングになるのか 
を体の仕組みの話から深ぼっていきます。

スイングが硬い=筋肉が硬いではない

スイングが硬い人=筋肉が硬い。ではありません。硬くなった方がかえってスイングが柔らかく、しなやかになることもあります。

これは、筋肉の状態よりも、どのように力を使って関節の動きをコントロールしているかが重要だからです。

簡単な例えで言うと、
首がだらんと前に垂れている状態
で肩を回すのと、
首をシャキッと起こしている状態
で肩を回すのでは

圧倒的に後者の方が回しやすくなります。

首の筋肉のように、体全身でこの現象が起こりますので、しっかりと知識をつけて柔らかいスイングを身につけていきましょう。

今回は「緊張している方」が良いパフォーマンスが発揮できる身体の部分を上げていきます。

▶︎例1
背中(広背筋)を緊張させる

肩甲骨が動きやすくなる為には、胸椎の伸展(胸を張る)動作がかなり重要です。
この胸椎の伸展動作をさせる為には背中の筋肉(広背筋)が緊張させることが重要です。

おすすめエクササイズ

懸垂(早いスピードで5〜10回)
胸を張るイメージ

▶︎例2
肩のインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)を緊張させる

肩関節のインナーマッスルは上腕骨頭を求心位に保つことで肩関節を安定させる作用があります。
スイングにおいて、肩関節が安定している=突っかかりや硬さが少なく、スイングできると思うと良いでしょう。

おすすめエクササイズ

チューブ引っ張りトレーニング
(YouTubeなどに良い物がたくさん載ってますよ!)

▶︎呼吸筋を伸び縮みできる状態にする

焦りや不安、マイナス思考、ストレスで呼吸が浅くなると、酸素が十分に肺へ供給されず、胸郭(胸周り)の筋肉が伸び縮みできなくなる事があります。

腕を上げる時は肺は膨らみ、腕を振り下ろす時は肺が縮み。
肩甲骨の動きを妨げない様にするのが基本です。

対策↓
試合や練習が始まる前に2〜3分ほど、深呼吸をしてみましょう。

▶︎まとめ

どうでしたか。
硬くなってしまうスイング正体は
『体のさまざまな要因』が絡み合って発生しています。ひとつとは限りません。

筋肉の硬さ。柔らさ。よりも、
どのように筋肉を使って、関節の動きをコントロールしているかが重要です。

上で挙げたものを意識するだけでも、かなり変化がありますのでぜひ試してみてくださいね!

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