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「正しく努力できた」筑波大バド部S君の挑戦。
こんにちは!
今日も筑波大学バドミントン部 (つくばど) について、オンライン対談しました。
【Sくん】
一般入試でバドミントン部に入部。
現在は、バド部(サポーター)と男子ソフトボール部(選手)をかけ持つハイブリットマン。
なぜバド部→ソフト部?
山田:じゃあまず、簡単なキャリアパス教えて!
S:えっと、
中学まで野球やって、高校からバドミントンやって、大学途中からソフトボールはじめました!
山田:ふ〜〜〜ん、、 は?
S:えっと、だから......
※ややこしかったので会話省略
山田:
なるほどね、新しい!
じゃあもう疲れたから、バイバイ!
S:いやいや、ちょっと待ってくださいよ笑
山田:ww
でもなんでソフトにシフト?
S:
「つくばど」でやり切った感を得られたからですかね。
逆にソフトボールは、中学時代の引退理由が「嫌いになったから」で、ずっと心残りだったからリベンジしようかと。
山田:あ、てっきりバドミントン嫌いになったんだと思ってた笑
S:
いやむしろ逆ですよ笑。
「つくばど」のおかげで、自分で考えて練習できるようになった。だからこそ「この経験をソフトに戻したら面白いんじゃね?」と思ったんです!
山田:
それなんか分かる!
僕も「バドミントン経験を全く別領域に応用できたらレアキャラになれそう」って考える笑
S:
バドミントンに自信をもてたからこそ、自信のないソフトボールにチャレンジする感じなんですよねぇ。
あ、あと自分って「あなぼこ人間」で...。
山田:あなぼこ人間?w
S:
はい笑
できないこともあるし、
逆にめっちゃすごいとこもあると思ってて..。
山田:
「ぼこ」もあるのか笑
あのさ、どうやったら「やり切った感」得られるかを教えて!
意外と難しいじゃん?
S:んー、、
準備だと思います。
3年生の関東選手権で僕、自分史上最高の足だったんです!
山田:どんな足?w
S:
地に足ついてるというか...。
2年生の大会でウエイトとかのコンディショニングを失敗して、足がスカスカで負けてすごく悔しかったから、「あの日に大会があるから、○ヶ月前はこうして、○週間前は、○日前は...」みたいに準備した。
そしたらうまくいったんです!
山田:なるほどね!
準備の仕方を学んで「正しく努力した」と自覚できたから、やり切った感を得られたってことね!
S:はい!
大会ってイレギュラーだらけじゃないですか?緊張もするし。
それで自分の状態まで違ったらどうにもならない。だから準備だけはしっかりやろうと思ったんです。
山田:うんうん。
でもさ部を変えるの気まずくなかった?💦
S:え?いや特に...
山田:あ、そなの??笑
S:
僕だけが思ってるのかもしれませんが笑
僕、嫌いな人できないんですよ。
逆に「こんだけ自分に嫌だと思わせる才能すごいな」って思う笑。
山田:え、つよい笑
S:
だから一緒にメシ行けない人もいない。そういう人間関係をつくってきたつもりなんで、離れたとしても変わらない。
...と僕だけが思ってるのかもですが笑
だんだん自分が小さく見えてきたので、これ以上聞くのをやめました。
つくばど生活
山田:そもそも、つくばどの入部理由ってなんだったの?
S:高校の時、バドミントンに可能性を感じたから!
山田:どんな?
S:バドミントンは自分が頑張ればどうにかなるスポーツだと。
山田:え、そんなの当たり前でしょ?笑
S:
いや、野球は自分だけが頑張ってもなんとかできないこともあったから、
自分の頑張りがリアルに出る一人競技ってところが、面白かったんです!
山田:なるほど、それで実際つくばど入ってみてどうだった?
S:えっと、、
自分の世界とまるで違う世界だと思いました!
入学式で同期の名前を知って、寮に帰ってから調べるとみんな出てくる笑
山田:一般生あるあるだね笑
S:あのお菓子くれた○さん、全国トップやん!みたいな笑
山田:
どんな状況?ww
でも分かる怖かったよね!そんじょそこらの自信じゃやってけないって感じ!
S:それは分かりませんね!
山田:おいw(またかよw)
S:
いや、僕は全く怖くなかったんですよ。もう遠すぎて「すごーーーーい」くらい笑。ノックアップすらまともについていけなかったから圧倒的実力不足だとは思いましたけど。
山田:それが怖いんじゃないの?笑
S:
まぁ最初の1ヶ月はマジで帰りたかったですよ笑。
でも同期が優しすぎた。授業中に盛り上がってそのまま「部活イコー!!」みたいにしてました。そして、ちゃんと部活で死ぬ。
山田:
授業で盛り上がってそのまま部活へスローイン?
なにその対処療法(笑)
S:あ、でも「仲良い」が一番効いたと思います。
山田:そう!そういう話聞かせて!笑
S:
あの時はMさんやSと毎日のように外食行って、語りまくって励まされてた。
山田:
基本みんな近所だしな笑
めっちゃ強いやつに励まされるとなんかやる気出るよね!
S:そうなんです!
しかも僕は□さん(推薦生)にめちゃくちゃ教わることができて!□さんの方から「朝やるか?」って言ってくれて、朝練でバックハンド教えてもらったり。
山田:豪華すぎる笑。
そんな中、どんな目標つくったの?
S:推薦生のやつらと
「ちゃんと試合できるようになる」かな。
山田:「ちゃんと」って?
S:
たとえば「駆け引き」です。僕の場合、打ったシャトルがたまたま良いところに行ったかどうかの世界なので笑
山田:わかる笑
僕もつくばどで「そんなに駆け引きするの笑?」って驚いた。
S:
あと、ハイキュー!!に「バレー楽しくないのはお前が弱いからじゃないの?」ってシーンがあって。あいつらのレベルになれたらもっとバドミントン楽しいかもって気づいたんです。それで3年生になって、やっと手応えを感じてきた。そして、さっき言った自分史上最高の足に続く流れです!
ソフト部生活
山田:ソフト部では何を目指してるの?
S:
インカレ出場です。あと、「ピッチャーとして120キロ投げる!」という目標もつくり、日々汗をかいています!でも、大学で選手を終えるつもりはなくて、社会人でも続けて、27, 8才くらいでジャパン付けたいなって思ってます笑
山田:まじか笑!? でも夢ある!
S:
僕、将来はトレーナーになりたいとは思ってるんですけど、選手として挑戦できるのは今しかないですから。
山田:なるほどね。
それもバドミントンが活きてるんだよね?(誘導)
S:
バドミントンで得た経験があるから「こうすればやれるかも」と仮説を立てられます。
(...根拠のない自信かもしれませんが笑)
でも、バドミントンやバドミントンで関わったこと全部ひっくるめて、今の自分の基盤になっていると思ってて。
これは活きていると思います!
山田:
バドミントン人生を語りながらソフトボールの夢を語ってる笑。
おもしろい!
終わりに
山田:入部迷う人についてどう思う?
S:んーそうっすね。。
高校時代の自分に言う感じでもいいですか?
山田:いいね!
S:
高校生って何も知らないし、それを知らないとも思うんです。めっちゃ長時間練習したらうまくなるわけじゃないし..。
実際、高校時代の僕は足を疲労骨折しながら試合してたので笑
山田:わかるわー!
僕も足4箇所骨折しながらバドミントンしてたことある!(謎の共感)
S:
正しい知識って、高校生はどうしても学べないじゃないですか?限界がある。
だから「悩むのが仕事」だと思うんです。なんでもいい。スポーツでもお洒落でも。
山田:Sくんがお洒落の例を出すとは笑笑笑
S:そうですね笑!(お前に言われたくない)
山田:うんうんそれで?
S:
僕は、一番本気でやったものが、一番得るものが大きいと思ってるんです。
だから「つくばどなら本気でやれそう」って思えそうかどうかが一番大事。
今まで本気になったことを「なんでやれたんだろう」って深堀りしていくのがいいと思います!特につくばどは熱量あればみんなついてくるチームなので。
山田:
なるほど!今日はありがとう!
急に電話しちゃったのに、いい話聞けた笑
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(前回のAさんが僕を描いてくれました)
「人のバドミントン人生っておもしろい」
今日もありがとうございました!
しゃべる口実になるので、僕が一番楽しいのです笑
最後に、
Sさんは「120キロプロジェクト」を掲げ、日々精進しています。
僕もこの記事で彼の力になれたら嬉しい。
気軽にフォローしてあげてください。笑
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■つくばど対談(第1回)は、お暇があれば!
⚠️ 組織を代表する内容ではなく個人的感想です。
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山田歩武
初心者が空振りしながらもキャッキャと楽しそうにバドミントンするのを見ると、スポーツの入り口は「できると楽しい」より「できなくても楽しい」世界だったと思い、放課後の公園で友達とあそんでた頃がなつかしくなりました!
— やまだ|バドミントン (@ayumu_badminton) July 17, 2020