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003. 夏コミだねえ

こんばんは。
猫と暮らしし女、あなぐま すみです。
会社を辞め、現在、シナリオスクールに通いし38歳の女武者なり。

自己紹介note

本日夏コミ初日開幕とのことで、TLが賑やかで心がほくほくした。無課金おじさんのコスプレイヤーさんが大量発生していたというトレンドに、この日ばかりは悠久の平和を感じてやまない。
もう体力的になかなか厳しいものがあるので、近年は参加したとしても春コミやSCC、SPARKなどにお邪魔するほうが多くなってしまったが、夏と冬のわくわく感はやっぱり肝入りで、群を抜いているなあと思う。

イベント会場の一体感や、独特のカルチャーが大好きだ。口コミで話題のラーメン屋さんやパンケーキのお店に並ぶより、壁サークルさんの待機列にほくほくして並んで、いかにも手慣れた風に最後尾札を掲げたい。あの瞬間だけはなんというか、熟練の工作員にでも転身した雰囲気を味わえる。角度が大事なんだよな。
「好きなものが一緒」というだけで、見知らぬ誰かと並びながらお喋りしたり、持っているグッズを褒め合ったり、すれ違うコスプレイヤーさんにファンサしてもらったり、「良ければ……」なんて差し入れまで渡し合ったりするあの文化は、あの特定の空間でしか味わえない醍醐味だ。
原則、みんながみんな各々のハッピーに囲まれ、各々のハッピーを享受している空間なので、心に余裕があり、仮に何がしかのアクシデントがあったとしても、それを解決するための一体感が凄い。人が滞留すれば、有志の誰かが進み出て列形成をしたり(スタッフさんじゃなくても)、搬入物の段ボールが見つからない人が出れば、ジャンルの垣根を越えて「探せーーー!!!」の一声で何人ものオタクたちが機敏に動く。

ちなみにあなぐまは会社員時代、偉い人と企業博覧会的なものでビッグサイトに足を運ぶことが何度かあったが、どこにいても一番近いトイレと自販機の場所を完全に把握していて、最短経路で案内するので、「あなぐまくんの下調べとホスピタリティは、社の誰もが見習うべきだ」と大いにおほめに預かり、以来出張のお供に選出される機会が抜きんでて増えた、ということもあった。(当人はチベットスナギツネみたいな顔をするしかなかった)
人間、どんな経験がなんの役に立つか、全くわかったもんじゃない。だからみんな、どんどんビッグサイトに行って、最後尾札を持ってみるといい。
どんな暴論だろうね。

なにはともあれ、東京は明日もかんかん照りの予報だ。
2日目に参加される方々は、どうぞ熱中症にお気を付けて、お身体にご自愛の上、行ってらっしゃいませ。

ご武運を。

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