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スポーツ批評外伝4
今回はJリーグクラブにおけるサッカー専用スタジアム(観客と選手の距離が近いスタジアム)を所有しているクラブの成績を分析して、観客との距離が選手のパフォーマンスにどの程度影響するのかをみていく。
まずはガンバ大阪。
2016年より、パナソニックスタジアム吹田というサッカー専用スタジアムでホーム戦を戦っている。その前後、2014年〜2017年までの間のホーム成績を比較し、観客との距離が近くなったことによる影響を見ていく。
なお、当然のことながら、シーズン毎にクラブの強さが変わるので、あくまでホームでどのような成績を残したのかという部分だけの比較になってしまうことは、最初にお伝えしておく。
2014年ホーム成績は11勝2分4敗。2015年10-6-1、2016年13-4-5、2017年4-5-7。
こう見ると、サッカー専用スタジアムでプレイした2016年は、それ以前同様ホーム成績は良いが、2017年は悪い。
浦和レッズ。
2002年日韓W杯と共に誕生したスタジアムでプレイする浦和レッズの2023年のホーム成績は、8勝6分3敗。ホームで強い。
柏レイソル。
個人的に、Jリーグの中で1番ピッチと観客の距離が近いスタジアムだと思っている。柏レイソルの2023年のホーム成績は、2勝10分5敗。ホームで弱い。
この外伝で、以前とは違い、Jリーグでも海外リーグ同様に、「ホームで強い」という現象が浸透してきたことを指摘した。だか、結果としてサッカー専用スタジアム(観客との距離が近いスタジアム)だからといってホーム戦が強いというわけではないことがわかった。
海外リーグはホームで強く、Jリーグはホームで弱かった。(今ではJリーグもホームで強い)その差は、サッカー専用スタジアムであるか否かだと思っていたが、違ったようだ。
なぜ日本サッカーがホームで弱かったのか、そして何故今は強いのか。理由がわからない…。だか、今後もその理由をじっくり考察しようと思う。ただ、外伝は今回でおしまいにする。