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今夏、楽天からタイミーへ転職をしました。



キャリアの第2期突入



お久しぶりです。今日の記事は少し長いです。

約2年半勤めてきた創業・25年、従業員約2万人の楽天から、創業・約4年、従業員・約200人のタイミーというベンチャー企業へ転職することにしました。当時考えていたこと、今思っていることを殴り書きして、記録としてNoteに残しておきます。皆さんのキャリア開発にも活かせれば幸いです。

簡単な概要説明

前提として、前の会社も物凄くいい会社です。新卒にも関わらず、手を上げれば沢山の経験を積ませてくれる素晴らしい会社です。理由は後述しますが、仕事がつまんないとか、ブラックだった等の理由は一切無いポジティブな転職です。

今までの仕事は、楽天モバイルで基地局設置の推進をする仕事をしていました。いくつかあるプロジェクトの1つの九州エリア担当として、数字集計や課題抽出、それを解決するための戦略策定だったり、他のエリアと合同でクラウドソフトを使った数字管理方法の立案・環境構築などの建て付けをやっていました。

一方で、これからの仕事は営業組織の戦略策定や営業活動の支援になります。
まだ働いていないのですが、わかりやすく説明すると経営層から課された目標とする業績を達成するために、「なんでもする人」だと思っています。業務の幅が広くなるので、より忙しくなりそうです。
※例えば数字・目標管理の清流化の観点から数字管理ツール(Salesforceとか)を導入したり、営業活動に際して、収益性の高い業界や、理想とする事業規模の目安を策定して営業活動の効率化を図ったり等々。

なぜ転職したのか

なぜ転職するという決断に至ったのかを説明します。結論から書きますが、4つの大事にしたい判断軸でどっちがいいかを私の独断と偏見を用いて考えた結果、タイミーの方がスコアが良かったので、転職しました。

  1. キャリアの最終目標が達成できるか

  2. 仕事内容の魅力

  3. 事業の規模感

キャリアの最終目標が達成できるか

ここが個人的に一番大事な部分なのですが、自分の最終目標の「ITプロダクトを通じて人々の生活をより豊かにしたい」を実現するための近道はどっちかという観点で考えた結果、タイミーが優勢という結論に至りました。

この目標は楽天のビジョンと物凄くマッチしていて(というか企業理念とほぼ同じ文章)、企業としては良いのですが、今のやっている業務から考えると、プロダクトを作ったり、人々の生活を豊かにしている実感はあまり感じなかったです。

一方で、タイミーという会社は労働力のシェアリングエコノミーを提供していて、Uber Eatsみたいな感覚で隙間時間で労働力を欲している場所に赴いて簡単にお金を稼ぐことができます。雇用者側で考えると超短期的な労働力不足の解消ひいては従業員さんの負担軽減になり、被雇用者側で考えると、手軽にお小遣いを稼ぐことができます。

マクロ視点では、日本に約2000万人いる非正規雇用労働者の労働力供給の受け皿として機能し、2030年ごろに深刻化するであろう労働力不足の解消に寄与することができると考えました。

https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/index1.pdf

引用:総務省統計局|労働力調査

https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/roudou2030/

引用:パーソル総合研究所 |労働市場の未来推計 2030

話は逸れますが、この「ITプロダクト」に関しての理解を深めるために、個人的に応用情報技術者試験を取ったり、ITストラテジストの資格の勉強をしたりしています。仮でも目標を1つ作ると、やらないといけないことに強制力が働くのでいいですね!

仕事内容の魅力

上述した理由と重複するところもあるのですが、実務ベースでどんな経験ができて、どんなスキルを養成することができるのかを評価基準にしていました。ここもタイミーが優勢でした。

楽天は出世スピードが早く、優秀な方だと新卒5~6年程度で課長ポジション以上に上がっていることもあり、このまま数年間本気で働き続ければ(しっかりと結果が残せる前提ですが、、、)マネジメントや営業活動に関して知識を深められるなぁと思っていました。

ただ、携帯キャリア事業の特性上、管理するのは基地局の設置やサービス開始のリードタイムだったりとハードウェアが関わる工程が多く、どうしても工事をする会社等のステークホルダーの頑張りへの依存が発生してしまいます。言葉で表現するのが難しいですが、この部分に僅かながら疑問を感じていました。

一方でタイミーはプラットフォームは自社で構築しており、掲載企業もアプリユーザーも自社の営業活動やPR活動を通じて取得しています。また、新しい企業が求人掲載するのも、新しいユーザーが会員登録するのもすべてソフトウェア上の処理だけで進めることができ、外部環境に依存するボトルネックが基本的にはありません。この環境であれば、自分達の努力がすぐに実績として現れるため、より早いスピードでPDCAサイクルが回せるなと考えました。

事業の規模感

これは楽天が優勢でした。以前働いていた楽天モバイルのすごいところは、規模感とスピード感が良い意味で矛盾していることでした。ポイント還元等のマーケティング施策の意思決定から基地局整備まで、全てにおいて時価総額1兆円越えの大企業とは思えないスピード感で物事が進んでいました。このドタバタを経験し、急いで何か大きいことを進める時にはどういうことを考えればいいのか(何を守って何を捨てるのかの意思決定方法)を学ぶことができました。

実は、タイミーも結構すごい会社で、創業から約4年しか経っていない現在において従業員が約200名いて、飲食業界の大手企業等からの大型出資を受けて、総資産は数十億円レベルまでに拡大しています。ベンチャー企業界隈では、一から始めてこのスピードで成長できるのは稀有で、有望視されているベンチャー企業の1つと言われています。

まとめ

今までの仕事は本当に好きでしたが、人生を通して成し遂げたいことから逆算した結果、ポジティブな意味で職場を変えることになりました。転職理由をつらつらと書きましたが、正直フィーリングで決めたところも大きいです。

とりあえず環境を変えて自分に負荷をかけることで、将来的にはより柔軟性のある人材になれると信じています。

これからの人生で目標が変わったり、失敗することもあると思いますが、あんまり深く考えずに今やりたいこと・今できること・今やらないといけないこと(かの有名なWill・Can・Mustってやつですね)だけを信じて生きていこうと思います。


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