【ネタバレ注意】トゥルーマン・ショーは怖い
昨日、ふと「トゥルーマンショーを観たい!」と思い初めて鑑賞した。
トゥルーマンショー自体は国内国外共に有名であり、僕自身も名前くらいは知っていた。
ただ、内容は知らなかったためあらすじも見ずに完全初見である。
感想としては、怖い。
本当に1998年に公開されたの?と感じるくらい近未来的な発想の洋画。
いくつか、こわっ!と感じたところがあったのでその部分に触れようと思う。
まず、人としての権利を生まれながらにして剥奪されたものに対して違和感を持つものがローレンのみであり、それ以外の視聴者はただエンタメとして楽しむ姿にゾッとした。
途中まで、マーロンを信じていた方は落胆したであろう。
次に、ラストのシーンである。
水恐怖症でありながら克服し、外の世界へ飛び立とうとするトゥルーマンを観終わった庶民はピザの配達を取りやめ、すぐさま次の面白い番組へとチャンネルを切り替えようとするのだ。
このシーンから、視聴者はトゥルーマンのことが好きで見ている訳でなく、倦怠した日常を楽しむコンテンツでしかなかったのだ。
せめて、視聴者が余韻に浸っている描写などがあればこの作品に対するイメージも変わったのかなと思う。
ジムキャリーが演じているからコメディっぽく見えるが、蓋を開けると「トゥルーマン・ショー」は、ダークコメディだ。
偉そうに語っているが、トゥルーマン・ショーのような番組を観てみたいと少しでも思ってしまった自分が一番怖い。
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