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  • 没個性という願望

    作者の記憶半分、妄想半分の着ぐるみフェチ小説です。

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没個性という願望 2章

※私が投稿した小説は改変・再頒布・無断使用は一切認めません。発見した場合は法的な対応をとらせていただきます。 8/13 ぼんやりと起きた事に気が付く。窓を見ると寝惚け眼に滲む日の光。体を起こして顔を擦る。いつものダルい眠気は感じない。  むしろ爽快だ。  スマホの電源を入れる。アラームの鳴る前の朝の9時。望海ちゃんからおはようとスタンプが送られてきていたのでスタンプを送り返し、にやけつつ今起きたと送る。  風呂に入って着替えて、居間に行ってみるとじいちゃんとばあちゃん以外は

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    • 没個性という願望 1章

      ※私が投稿した小説は改変・再頒布・無断使用は一切認めません。発見した場合は法的な対応をとらせていただきます。 8/12入道雲に夕日が当たる頃、俺は夏祭り会場を歩いていた。  俺の夏休み中の我が家の恒例行事、父方のじいちゃんの家への帰省。東京で暮らしている俺は内心、この期間が嫌になってきていた。  じいちゃんが地元の大地主だという事で無駄に広い屋敷だがそんなの喜ぶのは幼い時までで、高校生になった俺にとっては面白くもなんともない。  じいちゃんの家は田舎の更に外れ。山奥の中に有

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