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いけない事をやったらば①

みなさんこんには。
3日前に、私の先輩にあたる方とお話した時に話題になった事を話そうと思います。
子どもたちを叱ることについてです。

まず、叱るということは相手の良くなかった行動に対して注意するという事ですね。

保育士と子ども、親と子どものやりとりを見ていてもそうですが、叱る、つまり注意する事ができている人はほとんどいないように思います。


例えば、保育園でお迎え時にお母さんのカバンの中身を勝手に出してしまった。
この時に「何してるの。やめて。」
これは注意ではありませんね?

自分がやられて嫌だった気持ちを相手にぶつけるのです。
これは「怒る」です。


どうすれば注意になるのか。
「ここで出したら他の人の邪魔になるよ?」
もしくは
「今は自分の帰る支度をしなさい」
こういった言葉をかけるのが良いと思います。

つまり、第三者目線で子どもに話しかけるといいのです。
今何をするべきか、何が良くなかったかを伝える事が注意であり、やられたことに対して自分が嫌だった思いをぶつけるのは注意ではありません。

ただこれ、急いでいたりイライラしたりしていると結構難しいんですよね(笑)
それでも、注意する事と怒る事の違いを知っているだけでその後の子どもとの関わり方は変わってきます。
知るだけでも大切な事だと私は思っています。

そしてもう一つ気をつけたい点。
子どもがやったことと同じことをやる。

例えばA君がB君を叩いたら、大人がA君に叩き返す。
C君がD君を押したら、大人がC君を同じように押す。
同じ経験をさせてあげると言うのはこれもまたよくあるパターンですね。

大人「どう?嫌だったでしょ?」
「これと同じ事を〇〇君にもやっていたんだよ。」


理にかなった素晴らしい叱り方です。




理にかなった素晴らしい叱り方だと思っていました。




ところが、これ。
何故か全く効果のないものなのです。


一見効果的な方法にも見えますが、全く意味がありません
なぜか。

「手を出してはいけない」と言いながら、同じように手を出せば大人自身が矛盾している事になりますね。

大人の世界でもそうだと思いますが、言っている事がコロコロ変わったり矛盾したりしているような人はあまり信用できませんね?
「この人について行こう!」とはならないはずです。
それは子どもだろうが何だろうが一緒です。


それに加えて、やられた方の子どもだっていくら自分が最初にやったこととは言え、大人からそういったことをされるのは非常に嫌なことでしょう。

よってこれは意味のない叱り方です。


いかがですか?

保育士でも若い子ほどこの区別が付かずに怒っている子が多いですね。
叱り方ひとつでその子の一生が大きく変わることだってあります。
それだけ、子どもとの関わり方には気をつけなければなりません。

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うほうほ保育園(ぽん先生)
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