まいごのまいごの
いぬのおまわりさんという歌がある
我が家にはその絵本がある
ママとお買い物に来た子猫ちゃんは、ママがちょっと目を離した隙にうろちょろして迷子になってしまう
「こねこちゃん、まいごになっちゃった」
「ままー、ままー、ままはどこー!」
という文言がある
そこに犬のおまわりさんがやってきて、「いぬのおまわりさん」の歌になる
歌がおわると、ママが子猫ちゃんを見つけてめでたしめでたし
おはなちゃんは今日、嫁さまと百円ショップに行きました
そこでおはなちゃんは迷子になったらしい
「まいごになっちゃったー!」
「ママー、ママはどこー?」
と泣き叫んでいたらしい
普段は「おかーさん」というのにこの時は「ママ」
いぬのおまわりさんとまったく同じ台詞を言いながらおはなちゃんは泣いていたらしい
これは、すごいことだ!!
今自分が置かれている状況は、絵本の中の子猫ちゃんと同じだと認識している
自分も子猫ちゃんと同じようにすればきっといぬのおまわりさんがやってきて助けてくれるに違いない
そう信じて、おはなは叫んだ、絵本と同じ台詞を
「まいごになっちゃったー!」
「ママー、ママー、ママはどこー」
しかし絵本は絵本、現実は現実
やってきたのは女子高生
「うわ、めっちゃかわいい」
「めっちゃかわいくない?」
「ちょっとめっちゃかわいいんですけど」
これは・・いぬのおまわりさんというより、どんぐりころころのドジョウみたいである
おいけにはまって大変な時に助けようともせず
「ぼっちゃん一緒に遊びましょう」
などとすっとんきょうなことを言うドジョウみたいだ
そういうことがあったと嫁さまから聞かされて、あたしは嫁さまにいぬのおまわりさんの絵本を見せた
まったく同じだということにびっくりしていた嫁さま
そして寝る前におはなちゃんにその絵本を読み聞かせる嫁さま
「こねこちゃん」を「おはなちゃん」に替えて
「おはなちゃん、まいごになっちゃった」
と読むと、
「ちがう!こねこちゃん!!こねこちゃんがまいごになっちゃったの!」
と言いはるおはなちゃん
めっちゃかわいいんですけど(´艸`)