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僕だけの、秘密の時間

<はじめに>

先日の記事でも触れたことだが、妻がイタリアへ旅行に出かけていた。

今回は女性だけの旅行との事で、僕は一人でお留守番。

一人で過ごす久々の時間に、大いに羽を伸ばした。

今回はその期間中のお話しである。


<チャンスを、ものにする>

唐突だが皆様は、一人でこっそり家でやってみたい事はあるだろうか。

僕には、たくさんある。

妻が居る時は決してできない、あんな事。

妻が居ると怒られるかもしれない、こんな事。

彼女は今、イタリアに居る.........…


そう、時が来たのである。

家の中を見渡しても、そこに居るのは僕一人。

今なら何をやったって、誰からもとがめられることはない。

これを機に、一人でやってみたかった事、片っ端からやってやろうじゃないか。

このチャンスは、逃さない。

こうして僕一人だけの " 秘密の時間 " が、静かに幕を開けたのだった。


<こっそりと>

ここから先は、秘密を厳守してくださる方々だけに読んでいただきたい。

秘密、守っていただけますか?

約束していただけますか?

絶対ですよ?


僕が留守番中やった秘密の数々。

次回、皆様が一人でお留守番する際の参考になる事を願って、

皆様と、シェアします。

それではどうぞ。

【秘密1】

前から潰したかった妻の絵が梱包されている大きめのプチプチを、一個だけ潰す。



気になっていた。
無造作に梱包され、乱雑に保管されている一つの絵。
僕はこの絵そのものに、全く興味はない。
標的は、この絵を包み込んでいる、光り輝く黄金のプチプチ。
どう見ても、通常のプチプチより一つ一つの粒がデカい。
...............…ずっとずっと潰したかった。
せめて一つだけでも。

皆さん、僕の妻は、今どこに居ますか?

イタリアです!!!



僕だけの...…....…秘密の時間。


【秘密2】

あとほんのちょっとしか残っていないのに、2か月以上放置されている妻のナッツを、この際無断でフィニってしまう。


ずっと気になっていた。
前に一口もらった時、衝撃が走るレベルでおいしかったこのナッツ。
何度か妻に聞いた。
僕「ねぇ、あのナッツ食べてもいい?」
妻「いいよ、でも全部は食べないでね」
ずっと妻の様子を見ていた。
何日経っても、ナッツは残っている。
妻は全然食べようとしない。
...…もう、忘れよう。
そう何度も自分に言い聞かせた。
それでもキッチンに入るたび、その存在に心奪われる。
妻はきっと、このナッツを忘れているはずだ。
でも僕には、忘れる事なんてできなかった。

皆さん、僕の妻は、今どこに居ますか?

イタリアです!!!



僕だけの...…....…秘密の時間。


【秘密3】

前から気になっていた妻のかっこいいサングラスを無断でかけて、堂々とコンビニへ行く。


妻のサングラスコレクション。
前から一つ、気になるものがあった。
かっこいい。
でも.........…
僕と妻は、顔のサイズがかなり違う。
妻より顔のデカい僕がそのサングラスをはめたら、
なんか棒のところ、広がっちゃわないかな...…
だからずっと遠慮していた。

.........…ん?

皆さん、僕の妻は、今どこに居ますか?

イタリアです!!!




僕だけの...…....…秘密の時間。


【秘密4】

高いやつだからあんまり使わないでって言われてる、よくわかんないバイブスかもし出した妻の変なグラスで、水を飲んでみる。


前から気になっていた。
特別飲みやすそうなわけではないし、
量がたくさん入るわけでもないし、
なんかちょいちょいこっち見てるし、
別になくても困らないし。
でも.........…

妻「高いやつだから、あんまり使わないでね」

...............…



皆さん、僕の妻は、今どこに居ますか?

イタリアです!!!

...............…

せっかくだから、さっきのグラサンと合わせ技で、




僕だけの...…....…秘密の時間。


<最後に>

皆様に誓っていただいた、秘密厳守。

どうしても成し遂げたかった、4つの秘めごと。

その全てを成し遂げ、僕が得たものは........

マジで特に何もない。


最後までご一読、ありがとうございました。


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