リトル小岩井にて。


外食できない身なのでせめて書き散らかして充足感を得ようと思います。


「般゜若のマハーカツカレー」

キッチュこと松尾貴史氏がオーナーのカレー店。強豪ひしめくカレーのメッカ下北沢で異彩を放つカツカレー。炭入りの真っ黒いカツは一口食べたら脳が瞬く。点滅する。気がついたらそこは宇宙。美味すぎるカツカレーの最高峰。


「ラーメン二郎・一之江の汁無し魚粉」

もはや説明無用の国民食、二郎。人を殺めたくなったらまず先に二郎へ馳せ参じろとEUでも先日閣議決定されたばかり。人道的にもラーメン道的にも素晴らしき日本食。僕はいつもヤサイ、ニンニク、魚粉の汁無し一択。 


「楊2号店の汁なし担々麺・池袋」

孤独のグルメで初期に五郎が汗びたびたで食べた有名な逸品。辛いの苦手な人はマー成分を控えめにしてもらうべき。思いの外致死率高め。食べるK2。でもうまい。ここは割と餃子も美味しいので是非一緒にご堪能あれ。


「エチオピアのビーフ&野菜カレー・神保町」

これもカレーのメッカ神保町の行列店の逸品。ビーフと野菜の王道ながらにして何度も食べたくなる、クセになるあの極みはもはやカレーの四天王プロレス。神保町の話になるだけでエチオピアがまず頭と舌の上をよぎるようになったら貴方も立派なエチオピアン。


「東京麻辣湯の具たっぷり中華麺」

これほど二日酔いに染み渡る麺類がございましたでしょうか。僕のおすすめ具材はコーン、パクチー、えび、穂先メンマ、エリンギ、厚揚げ、きくらげ、あさり、青梗菜。最後ランチタイムについてくる麦飯をスープに投入。つぶコーンと一緒にいただくとそれはもはやヘヴン。


「杉田家の並野菜トッピング・千葉祐光店」

家系総本山吉村家の直系。パワハラ、鬼畜な労働時間、暴力。軍隊然としたその全てを気合いで乗り越えてきた者のみ辿り着ける境地がこの味。もはや男塾の世界観。だが是非食べてみて欲しい。全てのバランスが絶品。何度暖簾をくぐっても初めて食べる日と同じくらい感動を覚える。迷ったら杉田家にゆき心の手拭いを頭に巻け。民明書房刊「ゆきゆきて杉田家」


「キッチンABC・西池袋店」

もはや洋食界のレジェンド。どのメニューを選んでも間違うことのない王道にして鉄板。ワタシの推しはハーフオリエンタルライスとハーフ鶏南蛮タルタル定食✨ずっと推せる✨むしろこの一食のために人生懸けられる✨このセットがあれば菊間千乃の声にイライラしない✨召されよワタシ🙏


「フロリダ亭のバナナリーフカレー・東池袋」

池袋というかもはや違う土地に近いがここのカレーも逸品だ。駅から離れてはいるがこの味を堪能して頂ければ腹を空かせて行きたくなる納得僕の街。バナナリーフで蒸された日替わりの具材をゆっくり混ぜて召し上がるスタイル。やたら店の間取りは広く、ゆっくり落ち着けるのもグッド。たまに無性に食べたくなる体に良さそうカレーの筆頭株主。


「リトル小岩井のナポリタン大盛り・大手町」

僕はもう早いうちから生涯ナポリタンはここだけでいいと決めてしまった。なので自分で作る以外はほぼここでその欲を充足させている。モチモチっとしていてプリっとした食感。これでもか!とコロニー落としぐらい投下された大量のマーガリン。だがそれがいい。付け合わせに出てくるキャベツのピクルス。さっぱり感がまた絶妙のペアリングで文句なし。やべぇ、書いてたら食べたくてジョーカーに扮装しそう。あゝたべてぇ。


「アジュールのカツカレー・西池袋」

なんかわからんがサラダ食べ終える前に力尽きるOL続出してそうな難攻不落のカツカレー。カツカレーのちゃんとしたうまさより気が狂れた量のサラダを是非踏破して頂きたい。でもカツとカレーとドレッシングはどれも実にグレート。ちゃんとしたお店でちゃんとした風体なのにどこか狂気じみたバーの絶品ランチ。


「園春の半チャン半ラーメンセット・志村坂上」

何を食べてもいちいち量が多い。味が濃い。だがそれがいい。ここの半チャン半ラーメンはとにかく半チャーハンの量が尋常ではない。どちらもど定番の味、いわゆるひとつの昭和のテイスト。黄色いハンカチーフでシャバに出てきた健さんが食べてた中華料理屋を彷彿とさせる。仕事でしか寄らないから念願叶わず仕舞いだったが、映画と同じく赤星をまずオーダーしてフルスロットルでグビグビ。喉元を過ぎ去る黄金の泡に危うくイキかける健さんごっこをやってみたかった。そこから鬼のようにラーメンすするという自分不器用ですからコンボ。


書いたら書いたで食べたくなるという聖なる矛盾。あかーん。全然あかーん。寝る!消灯!


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