好きなバンドが解散しても音楽が遺るから別にいいんちゃうん(という強がり)
好きなバンドは、ほとんど解散している。
・グッバイフジヤマ
・さよなら、また今度ね
・andymori
・ハヌマーン
・本棚のモヨコ
(銀杏BOYZは、初期メンバーが全員居なくなってしまい、峯田1人だし)
(オナニーマシーンも、イノマーが死んでしまった)
「あのちゃん率いるI's、年内で解散」
衝撃的なニュースが、ひらひらと、八月の鬱屈に舞い降りた。
初めての事で意識が朦朧とし、スマホを持つ手がふるえる。''好きなバンドが解散する''という事実を目の当たりにして、こんな感じになるんだってぼやけた視界の中思った。
はあ。またしても、わたしのうでから、手のひらから、''救い''が消えていってしまう。
はあ。この先これから、わたしの脳から、神経から、''爆音''が抜けて去ってしまう。
私ね、わたしね、もっとI'sの楽曲を聴いていたかったんだ。新譜に一喜一憂したり、ライブ会場にウキウキしながら唇を噛んでいたかったんだ。四角い部屋の中、ひとりで聴いていた曲がかたちになって塊になって爆音として身体に染み渡る感覚がとっても好きだった、I'sの音楽と一緒に、ね。
ふと、思う。イヤホンからでしか鳴らないこの音楽を、ライブハウスで聴けたらどれぐらい幸せで嬉しくて飛べるのかなあって。バンドは生きものってパパが言ってました。本当だね。ごめん、嘘つきって怒って。
でももうグッバイフジヤマもさよ今も本棚のモヨコもハヌマーンも初期メンの銀杏BOYZもイノマーも何もかも全部戻ってこないし懐古しても無駄な時間だって(分かってるけど)。
淡い期待を何故か抱いて勝手に悲しくなるのは毎晩のことで情けないしくるしい。
まだI'sは終わってないし数本のライブもあるから後はこの目に焼き付けるのみ。誰がなんと言おうとI'sは伝説だよ。しあわせだなあ。幸せだよ。このバンドに出逢えたことが。とっても。
嫌という程分からせてもらった、「バンドが解散しても音楽は死なない」ってこと。ライブには行けないけど、いつも耳元でやさしい歩幅とぼう然とあまいをくれる。ライブハウスで聴けなくなっても、新譜が聴けなくなっても、これは変わらない事実として受け止められ続ける。
「4人で作った音楽はなくなりません。」
この言葉を心の底から信じます。
さよなら、I's。二度と逢いたくないぐらい綺麗なままで。
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