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2020/06/06

続き(画像はradikoの放送局一覧)

 ラジオは「聴く」ことに特化したメディアなので、そのイメージは割とリスナーに依存してしまうような印象があります。聴くことだけで得た情報を個々の想像力で補完するので、受け取り方が微妙に異なることも多くなるでしょうし、その分共感を産みにくいかもしれないと思います。

 今回の取り組みでそのあたりを補うやり方がSNSを使うことかなと思ってます。このオーディションをより広い範囲、そしてラジオ本来のフィールドと異なるところでイベント化することで話題性をつくり、もともとラジオのフィールドにいなかった人材をひっかける(というと言葉がよくないですけど。。。)
 ラジオのフィールドは当然専門なので様々なノウハウはすでに保持していて、それを少しずつ教えていくのは全然大丈夫、なはず。むしろそんなうまい人は転がってないだろうから、いなくて当たり前というくらい。どちらかというと他メディアでの発信になれた人が見つかればいい、くらいの感じで人を探しているのではないかなーと思います。僕だったらそれくらいで探す、というくらいの考え方です。

 SNSをtwitterとinstagramのみで募集しているのはユーザー層もあるでしょうけど、ラジオを補完するには似合ってるメディアってこともあるのかなと思います。twitterは即時性に強い、instagramはビジュアル面に強い。ユーザー層をかんがえると若年層向けのtiktok(これももう古くなってきてる)を外してるのはラジオとの親和性が低いからではないかなと思ってます。それでも文章に表記はしているけれども(見てるよ!ってことかな)それと今後クロスメディアの一つとしてちょいちょい加えるのはあると思います。

 radikoのリリースとアップデート、災害などで有益性が理解されているSNS(混合玉石はあるけれど)これからラジオをより強いメディアにしていくには、他メディアとの補完性を高める必要があると思ってて、それがより強い共感力を作っていくんだと思います。
 ラジオという聴くメディア、Twitterという即時性高いコミュニケーションメディア、Instagramというビジュアルコミュニケーションのメディアの「3密」を濃くすればするほど、よりユーザーへの共感力を高めることができるのではないかな、と薄く考えてます(そこまで深堀り出来てない)

 さて、それではこの新しくできる番組、ある意味地方局だからできる手法で始めようとしている以上、番組の内容も地方だから、熊本だからできる内容になっていくんだろうな、と思うのが普通なんですけど、果たしてそうなんかな…と思ってる自分がいます。それって都市部キー局の番組にニアリーになってしまって終わるんじゃないかと考えたりしてます。

さて、また続く。

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