Open Your Door Part4(フェニキア人とダン族)
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『Open Your Door』は、今回で完結です。情報を守るため、有料部分の内容を第三者に話したり、画像を貼り付けたりすることはご遠慮ください。違反した場合、法的措置をとる場合があります。あらかじめご了承ください。
プロローグ
皆さんの時間を
むやみに奪うつもりはありません
なぜなら
私たち一人ひとりが
何を見るかは
自分自身の知識と経験に
他ならないからです
ここから先は
慎重に考えてから選択してください
魔女の本気と
合わせてご覧ください
知らねば見えぬ何事も
知りたいのなら
知るに足る人になれ
第1章:両替商を追い払うイエス
ダン族
マタイ伝23章
聖書の引用以外の内容は全て消去されてしまいましたが、著者は久保田啓敬さんです。現在は、理由のない絶望感に襲われ、13年間忍耐の中で「プラウトヴィレッジ」という進歩的活用理論(プラウト主義経済)を取り入れた社会制度をまとめています。
ここで、ダン族と行動を共にしたフェニキア人について触れていきます。
フェニキア人
紀元前1500年頃、地中海東岸を支配したフェニキア人という民族がいました。彼らは海辺の町として発展し、海上交易で栄えた商人たちであり、港や都市を建設する職人たちでもありました。
そしてフェニキア人のもうひとつ大きな業績は「文字の開発」です。彼らが使用したフェニキア文字がギリシアに伝わってギリシア文字となり、それがさらにローマに渡ってローマ字となりました。
つまり、アルファベットの原型だったのです。ちなみにアルファベットとは“アルファ・ベータ”がなまったものです。
フェニキア人は、優れた航海技術と文字の使用によって貿易を独占し、法律の制定や記録の保存に大きな役割を果たした可能性があります。
キリストが、律法学者として名指ししているペリシテ人のことも、おそらくフェニキア人のことをさしていると思います。
ルカによる福音書 20章
第2章:ヴェネチア
拠点をヴェネチアに移したダン族とフェニキア人は、ヨーロッパで繰り返された戦費を各国の王や貴族に貸し付け、戦勝国の略奪品を利息として受け取りました。
しかし、戦争を行うには資金だけではなく、傭兵と火薬が必要です。もともと綿花を加工して綿製品を作っていたスイスは、ヴェネチアからスイスの山で採掘される硝石を火薬に加工するよう依頼され、貧しい農民を傭兵としてヨーロッパ各地の戦争に送り込んで利益を得ました。
繊維業に加え、火薬産業と傭兵産業、つまり戦争産業がスイス独自の金融業となりました。これがスイスで金融業が発達した所以です。
そして、スイスに集められた綿や羊毛などの織物や地中海で取引された交易品はライン川などを下ってオランダやイギリスに運ばれ、オランダやイギリスの港は貿易港として発展しました。
王侯貴族の中でも最初はヴェネチアのあるイタリアが覇権を握っていましたが、後にスペイン、オランダを経てイギリスとなりました。
オレンジ公ウィリアム
そのオランダから渡ったのが、彼らの血を引くオラニエ公ウィリアムです。イギリスはそれ以来、チャールズ国王までその家系が続いています。
サッカーオランダ代表のユニフォームカラーの起源は、ドイツのナッサウ家で、建国の父である「オラニエ公ヴィレム」の名前に由来します。
オラニエ(Oranje)は英語でいうところのオレンジ(Orange)にあたり、ウィレム=アレクサンダー現国王のフルネーム「Willem-Alexander Claus George Ferdinand van Oranje-Nassau」にも受け継がれています。
ちなみに、ビットコインのシンボルカラーがオレンジ+フェニックス(フェニキア)つながりだったことから、「Open Your Door Part3」で取り上げました。
そして、交易でロンドンに進出した地域はロンバート街と呼ばれ、語源はイアリアのロンバルディアになります。19世紀後半には、マーチャント・バンク、金融商会、引受商社などからなる資本市場が成立しました。
これを可能としたのがオフショアといわれる外国為替取引拠点の創出で、ヴェネチアやスイス、マン島等が有名です。
タックスヘイブン(租税回避地)に旧イギリス領や王侯貴族の領地が多いのは、これが理由になります。つまり、税金とは「富の収奪」機能を持ち合わせています。
また世界屈指の金融街シティ・オブ・ロンドンの行政は「シティ・オブ・ロンドンコーポレーション」が執行しています。
このシティ・オブ・ロンドン・コーポレーションの存在は、紋章を見てもかなり不気味です。
そしてロンドンのリヴァリ・カンパニーは、同業者団体およびギルドで構成され、同業組合員は、ロンドン市長、シェリフ、そして広範囲にわたる地方政府の権力を持ち、シティ・オブ・ロンドン・コーポレーションに代表される上級職の投票権を保持。つまり、各業界の「資格」の元締めです。
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