【IG】インフルエンサーマーケティングについて
https://gigazine.net/amp/20190711-instagram-influencer-engagement?__twitter_impression=true
インフルエンサーマーケティングでのエンゲージメント率が5年前と比較して、年々減少しているレポートが発表された。特に2019年5月からはかなり減少している数値が確認できる。
日本では、インフルエンサーマーケティングはまだまだ主流で、特に記事内に記載されている通り、
最低1万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーの平均エンゲージメント率は3.6%ですが、5000~1万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーのエンゲージメント率は6.3%と高く、1000~5000人のフォロワーを抱えるインフルエンサーは8.8%。フォロワー数の少ないマイクロ/ナノインフルエンサーになるほど、エンゲージメント率は高くなる傾向にあります。
現在はマイクロ/ナノインフルエンサーからアプローチが主力になっている昨今であるが、米国でのこのトレンド傾向により、また消費者への新しいプロモーション手法を求められている現状にある。
減少傾向の理由については、記事内で述べられてはいないが、長年のインフルエンサーマーケティングにより、下記3点が原因と私は考察している。
・ユーザーの投稿に対する鮮度の低下
・投稿の品質の低下
・静止画→動画のフォーマットの流れ
まず1つ目の「ユーザーの投稿に対する鮮度の低下」については、ユーザーがインフルエンサーのPR投稿に対して慣れてしまい、ネイティブ広告としてのネイティブさが薄れてしまっている現状があり、現にPR投稿のコメントにも悪質なコメントが見られる場合もある。
2つ目に「投稿の品質の低下」については、前述したマイクロ/ナノインフルエンサーへの投稿依頼が増たことで、インフルエンサーのPR投稿の質(投稿のテキスト量や企業から指定されたであろう、フォーマットの流用のみの投稿)も低下している。近年では、企業からのPR依頼をSNSに流しているインフルエンサーもいるので、依頼には注意が必要である。
3つ目の「静止画→動画のフォーマットの流れ」については、YoutubeやTikTok、IGのストーリーズの流行に伴い、静止画から動画での共有が一般的になりつつある中で、
SNSの投稿も静止画より動画PR投稿は依然として静止画で投稿される割合のほうが多いので(筆者調べ)、静止画かつフィードに乗っているPR投稿は目に入っていても、アクションを起こされにくい状況にあるのではないかと仮説を立てた。
Trust Insightsでは、エンゲージメント率の減少傾向について下記の打開方法を示している。
「APIの変更などFacebookの開発者ブログから示されるものはない」と示しています。よりエンゲージメント率を上げる方法として「ストーリーでの投稿」「他のプラットフォームやメールからのリンクといった外部の手法と組み合わせる」
この2つの手法の中でも、取り組み易く、なおかつ始めやすいと考えるのは、ストーリーズの投稿である。
特に、前述しているように、ストーリーズがユーザーに活発に利用されていることや、私の運用していたF1-2層にむけた広告にて、アンケートのフォーマットを取り入れたクリエイティブは同じクリエイティブのフォーマット有りなしでテストしたところ、CVRが2.5倍上昇する結果となった。
ストーリーズを活用できていない企業には積極的に提案していきたいと思う。
【10月3日追記】
ストーリーズについては、10月3日にThreads(スレッズ)というInstagramの新メッセージアプリがリリースされた。
IGの「親しい友だちリスト」に追加されているユーザーと
より簡単に写真・動画・メッセージ・ストーリーズなどをシェアすること ができる アプリ
■ソース
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/10/threads/
■使ってみた感想
IGからストーリーズ投稿とDMの機能だけ抜き出してきたようなアプリ。ストーリーズの加工機能もIGと全く一緒。個人的には、加工機能に、他の画像組み合わせられる機能がほしかったところ。。。
面白いなと思ったのは、「ステータス」という機能で自分が今どの状態なのか「食事中」「仕事中」「おもしろい」などの気分を表示させることができるところなのだが、ここはIGと連携していないので、このアプリをDLした人同士でしか共有できないので、ネック。