大不評だった憧れの紙ストローを初体験出来た日

こにちはぬん。ベビだす。
ニ年くらい前だったか昨年だったか、ファストフード店の紙ストローがめちゃくちゃバッシングされたじゃないですか。
ファストフード店やコーヒーショップがプラストローを紙ストローに変えた事で、吸うと潰れて飲みにくいとか飲み物の味が変わって不味いとか色々と。
（味や飲みやすさだけでなく、余分なゴミを出すことに繋がるのでは・CO2を排出するのはむしろ紙ストローの方なのでは等もありましたが）

実はおベビ、そんな紙ストローに若干の憧れがあったのです。

おベビはもう何年も、ファストフード店に行っていません。
なので世間で取り沙汰されている「極めて不評な紙ストロー」が果たしてどれだけ飲みやすさや飲料の味を損なう不評なシロモノなのか、内心
（どんななんだろ……。一回紙ストローで飲んでみたいぬんねぇ……）
とほのかな憧れを抱いておりました。

そんな中、今度はプラストローに回帰する新たな動きが出始め、おベビは
（とうとう紙ストロー体験出来なかったぬんね……）
と少しショボンとしておりました。

が！！！

ふとしたことでファストフード店に行く機会が訪れたのです！！！

それは仕事で数件の関連企業さんを回ったときのことでした。
会社の人と一緒に昼前に出発し、二件ほど関連企業さんを回り挨拶をしたところで時刻は昼近くになりました。
そろそろ昼だし今から訪問しても相手も昼休みで不在だろうから、こちらもその間に近場でランチにしようとなったのです。
そう、その近場にあった手頃な店がファストフード店でした。
しかし世の中はすでにプラストローへの回帰モードに突入しているため、おベビは紙ストローとの遭遇を期待してはいませんでした。

しかしなんと！！！

頼んだドリンクについていたストローは紙ストローではありませんか！！！
おベビは内心興奮していました。

（こっ、これが例の紙ストロー！！　うおおお本物やぁぁぁ！！！）

紙ストローが当初ファストフード店を席巻していた頃にSNSなどでよく見たペラペラな紙ストローとは違い、その紙ストローの強度はかなり向上していたように見えました。
しかし紙ストローは紙ストローです。
憧れの「大不評を買った」紙ストローです！！

果たしてそんなに飲みにくいのか？
飲み物の味が変わるほど不味いのか？

おベビは「いかにマイナス値が高いか」に期待し、ワクワクしてドリンクを飲みました。

…………フツーじゃね？？

飲み物を吸い込んだ際に潰れもしなければ、紙の味が顕著に飲み物に移っているとも言い難い……。
（口元では多少紙の味を感じましたが、飲み物が台無しになる・気になるというほどのレベルではなかった）

もしかしたら初期のショボイ紙ストローから進化した「紙ストロー・バージョン3.0」くらいだったためそう感じなかったのかもしれません。
その紙ストローはしっかりしており「サランラップの芯をドラえもんのスモールライトでストローサイズにしたヤツ」なレベルの紙ストローでした（現存する紙ストローって全部そうなの？）。

それでも憧れの紙ストローです！！
よほど記念写真を撮ろうかと思いましたが、何の変哲もないドリンク（メインメニューですらない）を人前でカシャってするのを恥ずかしく感じた小心者のおベビは、

「憧れの紙ストローでとうとうドリンクを飲んだぞー！！ヒャッホー！！」

という満足感をそっと胸に大切に仕舞いました。

最近ってそうなの？？
ファストフード店に行かないからホントわかんないんだよ……。
プラストローに回帰したところと、部分的にバージョンアップした紙ストローを使い分けてるところがあるの？？
それとも紙ストローの在庫がまだ余ってる店では出してるだけ？

何はともあれ、かつて大不評を買った憧れの紙ストロー初体験が出来、おベビは自身の中に
「とうとうやり遂げた……！」
という謎の達成感を得られた一日でした（笑）。

SNSやネットで見聞きして「へぇそうなんだ」と思っても、実際のところ試した事ない事柄ってあったりしますよね。
最近ではUberの「クジラ案件」なんかも聞きますが、それ聞くたびに

「元祖クジラ案件って、ラーメン一杯に万札払って北島マヤに出前させたガラスの仮面の月影先生だよな」

を思い出しています。

ガラスの仮面 1