生後2ヵ月③にぎるひっぱる感覚を楽しむ戦略的遊びかた
MI理論カテゴライズ:体、感覚、人、言葉
0~3ヵ月の赤ちゃんは、原始反射として「握る」というスキルが備わっています。まだおサルさんだった頃にお母さんにしっかりしがみつく必要があった名残だそう。
だけど反射的に手をひらく(離す)ことはできても、意図的にすることは難しいため、そこに至るまでのトレーニングとしての遊びをご紹介しますね。
♡この戦略的遊びをするとこんな効果が♡
何かを握った手を開けられないと、どんな困ったことがあるでしょう?
欲しいものをサッと掴んで手元に引き寄せたりして確認ができないし、選んだ食べ物を取れないと好きなものを食べられませんね。そしてグーのままでは転んだ時にけがをします。
結んだ手を放す、広げることは自由をつかみ取る事!!
分かりやすい効果でいうと、スプーンやクレヨンがうまく持てるようになったり、運動するときにも怪我無く上手にできるようになります。
でもこれ意外かもしれませんが、最近では3歳児さんでも手をパーにできない子が多いのです・・・
つまり赤ちゃん時代の遊ぶ経験が少なすぎて、ずーっと寝たきり赤ちゃんはダメです~
手は第二の脳とよくいわれる通り、手先の器用な子は頭の回転も速いし、運動も上手。
つまり月齢の低いうちから、原始反射を使った遊びをたくさんして「もうお腹いーっぱい♡」になると、子どもはその原始反射を手放します。
それでいいのです。
後生大事に持っておいても何も得はありません、むしろ厄介なので早めに使い果たしておきましょうね(^^;
具体的な遊び①色んな感触で遊ぶ
赤ちゃんの手のひらなどに、色んな感触のものを触らせてあげましょう。
シャカシャカなポンポン、チクチクたわし、ふんわり手袋、ゴワゴワタオル、ぐんにゃりおもちゃなどなど・・・
お家にもたくさん、いろんな素材の物があると思います。
身近にあるもの片っ端から試しちゃいましょう(笑)!
その際にぜひやって欲しいことがあります。
それは・・・
オノマトペをつけて話すこと。
「シャカシャカ」なポンポンだね~
「チクチク」なたわしだね~
「ふわっふわ」のタオルだね~などなど
このような擬音語や擬態語をたくさん知っているは、後にとっても表現力が豊かな子になります。会話の中でのたとえ話も上手だし、お友達への説明や、想像力も豊かです。
小さい時からこんな環境で育つと、もう少し大きくなったら国語力が高いので、作文や読書感想もうまく書けちゃいます!
具体的な遊び②引っ張りっこして遊ぶ
感覚を磨くにはもう一工夫!
①で使ったものを握らせてあげて、少しずつ引っ張って遊びます。
逆にパパやママが持っているものを引っ張らせてあげるのもオススメ♪
そして偶然に離す事を覚えたら、今度は意図的(わざと)に離してみることができるようになります。
すると次の戦略的に遊びへとステップアップができるのです。
すべてはステップバイステップ。
少しずつ一緒に階段を上っていきましょうね。