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悩み事無料相談と有料相談の違いとかそういうの利用したときのことを書きます

今、コロナ災禍の非常事態につき、メンタル不調の人とか病院に行くのもためらわれる人とか、そもそも外出しなくてもいいように、オンライン健康相談を無料で提供してくれるとことがたくさんあります。(昨日の記事
通常は料金をいただきますが、今期間限定で無料です、というところも多くて助かってる人も多いのじゃ無いかなと思う。

じゃあ、実際に使ってみてどうだったのかと言うことを書きます。
これまで私は行政の育児電話相談、LINE相談、民間のコーチングを利用したことがあります。メンタル不調での相談・受診歴はありません。育児・発達系の相談は結構色々といきました。
*あくまでも私の体験談です

無料相談の良いところ(主に行政事業の匿名相談)

・困ったと思ったときにすぐに誰かに繋がれる
・匿名なので余計なことを考えずに吐き出せる
・人と話すことで冷静になれる
・お金がかからない(支払いの手間もない)

窓口としての電話やLINEの設置は、困っている人と接点を増やす上ではとても良いと思います。あと、育児中ってただでさえ外出が難しくなるので、家の中という密室で逃げ場のないときには頭に血が登ってしまいます。そんなときに、ひとまず電話をかけるというワンアクション、LINEするというワンアクションって重要です。

3つのアンガーマネジメント

怒りを覚えたときの対応として、
・6秒数える(怒りのピークは6秒ということで、ひとまず最初のピークをやり過ごす)
・カッとなったらその場を離れる(物理的に距離を置くことで冷静になる)
・自分には関係ない、どうしょうもない、と怒りの原因や感情を手放す
ということが有効ということで、私もこれをよくやります。

特に、一軒家に引っ越してからは(1階を生活の場、2階を自宅オフィスにしているので)生活の場で子供達相手にイライラが募ってくるとひとまずは2階にダッシュして上がっていって「はらたつーーー!!!」とか「イライラするーーー!!!」と叫んでからソファでツイッター眺めたりしてます。
ダッシュで階段を上がることで「6秒」かせいで、「場を離れる」ことで冷静さを取り戻し、スマホを眺めることで「もうほっとこ」と思えるようにしてしまうという行動をとってます。

しかし、ダッシュで2階に上がれないとか、6秒待つのが難しいとかそういうときに、とにかくバッと母子手帳を開いて勢いで電話をかけると、呼び出し音の間に、冷静になれるはずです。行政無料相談って、そういう鎮静剤というか冷却剤みたいな使い方が良いのかなと思います。

無料相談(匿名相談)の悪いところ

上記のような「だれでも、いつでも、どこからでも」というアクセスのしやすさと引き換えに、「一時しのぎ」という側面があります。
子供に手をあげてしまうよりは、LINEしたり電話したりした方が良いと思います。でも、それは問題の解決にはなりません。
無料相談を実際にやってみて私が一番感じたところはここです。
そして、困っているときに相談して解決したと思えないと「私の問題は解決しないんだ、誰に相談したって無駄なんだ」と思うようになり「どうせ何やったって変わらない」という諦めに繋がります。
諦めたらそこで試合終了なのですよ。再び相談のために電話しようとは思わなくなり、もう何しても無理、、、というダークサイドにまっしぐらになります。
何回か利用してみて、相談以前よりも悪い状態になることがあり、私はあんまり積極的に利用するものでもないのかなと思うようになりました。

じゃあ、無料の行政相談って全然あかんのか、といえばそんなことはないです。匿名相談があんまりよくないだけでちゃんと申し込みして相談時間枠をとり、対面で話をする相談はとても良かったです。
特に、子供の発達でかなり悩んでいたときには、頼れるところは全部行ったと思えるぐらい利用しました。
一つ、難点があったのは担当者変更を言い出しにくかったことです。無料の行政相談なので変に気を使ってしまいました。でも係の人にお願いして担当者を変更してもらったらものすごく相性の良い先生を紹介してもらえたので、やっぱり相性は大事と思いました。

有料相談の良いところ

・相談場所や人を下調べをして比較検討する
・時間を有効に使おうと事前に問題をまとめる
・向き合い方の真剣度があがる(気がする)

せっかくお金払うんやから元とらんと、みたいな貧乏根性が働くのでしょうか。あと、相談までに、調べる→比較検討→申し込み&スケジュールという行程を踏みます。
こうなると、その場の怒りではなく、その原因なんかを分析してから解決法をプロにちょっと相談しようかという準備ができるのが良いのかなと。

有料相談の悪いところ

・お金がかかる
・期待値が上がり過ぎてしまう
・担当者変更は簡単だが労力がいる(もう一度下調べから)

継続での相談となるとカウンセリングにしろコーチングにしろ結構な出費になる。あとは過度な期待をどうしてもしてしまうので、少しシビアな判断をしてしまうことも。もちろん、こちらの真剣度が上がるのは良いことだけど。
あとは、自分にマッチする人に出会うまでに何人かと会う必要もあり、時間も結構かかる。実際にオンラインマッチングでコーチングを初めて受けた時にはがっかり感を抱えてセッションを終えた経験があります。

まとめ

私は、匿名の無料相談は問題の解決というよりも一時的な避難場所としてつかう、
有料は、向き合う時間を確保し、継続して何度かセッションを重ねることで信頼関係を築きながら自分自身と向き合う、というやり方が満足感が高いと思います。

あと、悩みを解決してくれるのはカウンセラーでもコーチでも行政の相談員でもないということを理解した方が良いのかなと思います。
彼らは悩みの整理整頓をしてくれる人であって、解決するのは自分です。でもしんどいときって、もういろんな出来事がこんがらがって全くの迷子になって自分でも自分のことがわからない、そんな感じになっているので手助けをしてもらう必要があるのかなと思います。

これまでの経験で悩みがスッキリ解決した!という時は、現状の挙げられるだけの問題点と、取るべき選択肢のリストアップ、各選択肢を選んだ時のメリットデメリットなどを書き出して、最終的に一つに決める決断ができた時でした。
相談員さんは、問題点(今自分が悩んでいること)の聞き出しのお手伝いをしてくれました。
でも、決めるのは自分自身であり、決めるまでが本当にしんどくて「もう誰か私の代わりに決めてくれ」と何度も思いました。
自分の選択が正しいのか間違っているのかがわからず悩むのですが、そんなことは誰にもわからないので、もしその時点で、「こうした方がいいよ」みたいなことをアドバイスしてくる人がいたら、その人は要注意かなと思います。

あくまでも私の経験です。
一般の育児の悩みごと相談レベルなので、深い精神の落ち込みなどで利用した話ではないです。虐待やDVのような深刻な物でもないです。
それでもやっぱり、家族や友達とは違う専門家に相談することは有益だと思います。

助けたいと思う人の多さと、助けてほしいという多くの人が、1人でもマッチングしたら良いなと思ってます。




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井上麻衣
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