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写真とケア/助産師とカメラマンでできること

BABYBOOTHはニューボーンフォトの撮影をしています。
カメラマンは女性で出産・育児経験のある方を採用しており、撮影には助産師が同行します。
基本的には生後3週間以内としていますが、1ヶ月前後ぐらいまでの赤ちゃんであれば訪問させていただいています。

さて、この時期の赤ちゃんとママというのは、出産を終えて少しずつ新しい生活に慣れていく真っ最中です。初めてのお子様であれば、沐浴から、オムツ替え、ヘソの緒の消毒まで何もかもが初体験。
毎日の生活に「これであってるのかな?赤ちゃん、ちゃんと大きくなっているのかな?」という疑問があちこちに出てきます。

そんな時に、専門家である助産師の訪問は日々の疑問を解決するチャンスであり、赤ちゃんの発育をチェックしてもらえる場にもなります。
生まれたての赤ちゃんを撮影するにあたり、事前の検温や全体の健康チェック、撮影中のポージングなども助産師が行います。
カメラマンは赤ちゃんの状態を助産師に任せて撮影に集中でき、ママや家族のみなさまも安心して預けられるそんな仕組みを作っています。

また、これまでにも数件未熟児の赤ちゃんの撮影も受けてきました。
少し早く外の世界に出てきてしまった戸惑いを抱えながらも、赤ちゃんが生まれきてくれた喜びを残しておきたい気持ち、両方を抱えたママたちにも寄り添ってきました。未熟児の赤ちゃんは修正月齢(本当の出産予定日から数えた月齢)での撮影が可能です。NICUで長く暮らしてようやく退院できた、でもやっぱり不安の方が大きい。そんな気持ちをこれからも受け止めていけたらと思っています。

産後うつ、低体重児、黄疸、新生児無呼吸症候群、先天性心疾患など、その後の成長には支障はないものの、新生児特有の症状を持っている赤ちゃんもいます。これらの症状を判断し、ママに不安を与えないようにかつ赤ちゃんの負担にならないよう、撮影を行なっています。
それこそが、私たちが撮影に必ず助産師とペアで行く理由になります。

助産師は黒子に徹しろ、という言葉を助産師チーフはよく言います。
つまりは、育児は日常であり、誰かに頼らなければいけないような状態にしてはいけない、ということです。
私たちは赤ちゃんの誕生をお祝いする気持ちで貴重な生まれたての写真を撮っています。
そして、その側にはいつも細心の注意で赤ちゃんとママを見守る助産師がいます。


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