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新型コロナウイルス感染拡大防止のために決断したこと

昨日HP等でも公表していますが、コロナウイルス感染拡大防止措置としてBABYBOOTHの予約を一時受付停止にしました。
その経緯と理由について書いていけたらいいなと思っています。

まず、2月末にHPにアップした記事にはこのように書きました。

新型コロナウィルスの影響が各方面で報道されています。
こんな時にこそ、訪問できる私たちの強みを生かす時ではないかと考えております。もし、おっぱいトラブルなどでお母さんの体調がわるく、でも病院に行ったりするのが不安な方はご相談ください。
助産師が訪問し、ケアをいたします。園や学校の行事が中止になったけど、卒業や卒園をお祝いしたい。誕生日の記念に写真だけでも残したい、そんな方はぜひご連絡ください。赤ちゃんのいるご家庭には、これまで通りの入室後の手洗いに加え、入室前の手指のアルコール消毒、マスクの着用等を行う予定です。
写真に関しても、新生児期以外の様々な写真のご依頼にお応えできるよう体制を急遽整えました。街中や児童館などにいくこともためらわれる方もいらっしゃるかと思います。少しでもお力になれればと思っております。

この投稿の翌日に小中学校の一斉休校が伝えられ、長い春休みが始まりました。この時点では、母子は外出するよりは戸別訪問の方が感染リスクは低いだろうと感じていたし、実際に児童館や一斉検診が次々中止になっている最中だったので、訪問型のサービスは強みだと捉えていました。

しかし、感染は拡大の一途をたどり私たちがどのような方針でサービスを続けていくかについて、メンバーで話し合いを続けました。
論点としては主に3つ。
・このままサービスを継続するかどうか
・すでに予約が決まっている直近の訪問はどうするのか
・助産師ケアについて
ということを軸に「今の時点での最善」を考えました。

3月末の段階で、自分たちが感染源になるリスク、つまりは保菌しているかもしれないと思って行動した方が良いだろうということになりました。
とはいえ、今中止していつ再開できるのか目処が立たない事、訪問を中止して経済的に立ち行かなくなることの恐れ、わざわざ中止すると公表するべきなのか、問い合わせのあった人だけに伝えすれば良いんじゃないか、など一度決めたこともすぐにまた覆り、ああでもないこうでもないと話し合いを続けましたが最終的な助産師チーフの意見は
・ここまで感染が拡大すると誰もが保菌者と考える
・新生児は、高齢者同様免疫力が低いので同様のリスクがあると考える
・お客様が撮影を希望しても、もし発症すればその責務は問われると考える

となり、私が出した結論は
・4月の1ヶ月間、新規予約受付の中止
・希望者には月齢問わず5月以降の訪問を打診する
・助産師訪問の案内&オンライン相談の早期開設

ということになりました。
この自粛で外出が制限されてるなか虐待増加と児の発達遅れの発見が遅れているという危惧が母子支援の現場から出ているということでした。BABYBOOTHでの撮影は、助産師とカメラマンがペアで訪問し、滞在時間は2〜3時間。これが助産師訪問だけであれば、時間は30分程度、訪問者も助産師1人ですみます。
チーフを勤めてくれる小山助産師は、この状況下に置いて助産師ケアと訪問は続けていかなければいけないと覚悟を持ってお仕事をしています。
BABYBOOTHが一般的なニューボーンフォトのサービスと違うのは医療従事者がいることです。
そして、だからこそこの判断をするんだということを公表すべきということになりました。
そして、公表する直前日本でゼロ歳児の感染&重症化のニュースをみて、私の心は決まりました。
これまで若年者には感染&悪化しないなどと言われていましたがその後も世界ではゼロ歳児および若年者の感染と死亡が報道されています。
ニューボーンフォトは3密(密閉・密集・密接)のうちの密閉、密接を必要とします。
今回中止して、いつ再開できるのかわからない、もしかしたらもうサービス自体が継続できなくなるかもしれない。そんな不安よりも小さな赤ちゃんを危険に晒してしまうかもしれない不安が上回りました。

本当は、4月で5周年を迎え6年目の意気込みを語ろうかなと思っていたところで、この決定となりました。
ある意味、6年目の意気込みが込められてるのかなとも思っています。
この期間にできることをこれから探していきたいと思います。

サポートしていただいたお金は、今と未来の子供達のために使っていきたいと思います。