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仕事や人間関係に悩む〜結局は人間力〜

 仕事がうまくいかない,他人との関係に疲れる,家族とギクシャクしている。このような悩みを抱えている方は多いでしょう。大型書店をめぐるとこれらをすぐに解決してくれるような書籍が多く売られています。いざ本を読んでみると,読んでいる時や読み終わった後は一定の満足感を得られるかもしれませんが,何日かするとまた新たな悩みが生まれたり,状況が悪化してしまったりすることがあるのではないでしょうか?そしてまた新たな書籍を読んで・・・の繰り返しになることがあるのではないでしょうか?


 私自身,上に書いたような経験を多くしてきました。いえ,今もしばしばあります。しかしこの数年以前ほど状況が悪化することは少なくなりました。心の余裕が持てるようになりました。どうしてだろうと思う反面,きちんと原因分析できていなかったのですが,昨日出張先のホテルでふと今までの自分を振り返った時に一つの答えを見つけたような気がします。
 それは数年前から「人間力を高めよう」と意識して実際に少しずつ行動(変化)できたからだと思います。以前の私は仕事や人間関係がうまくいかない時にどこかで他者のせいにしていました。本を読んで一時的な悦に入っていた時も,結局うまくいかないと「本のようにはいかない」と投げやりになっていました。
そして結局同じ負のスパイラルに陥る自分に嫌気がさしていました。
 思い切って楽しそうに過ごしている友人,好きな本の著者,信頼できる先輩などがどのように過ごしているか観察したり,実際に話を聞いたりしました。そこでわかったことが人間力の高さです。人間力とは「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」(内閣府「人間力戦略研究会報告書」より)とありますが,私が感じる人間力は「深い魅力がある」ということです。容姿というよりも内面に関してです。基本的にポジティブで,客観的に自分を見ることができて,物腰も柔らかい。自分で自分の人生を歩んでいて,他者を極端に不快にさせることがない。そんな中にも青い炎が見える(チャレンジ精神が見える)そんな人物に私は深い魅力を感じます。自分も人間力を意識してからは,自分主体で考え動き,今の自分はもう一人の自分が見た時に魅力的か?を考えや行動の判断基準にしました。そうすることで自分の行動を律することができたり,変化を厭わなくなったりしてきたように思います。
 教員というのは感情労働です。授業一つとっても子どもの気持ちを察したり,こちらの気持ちを抑えたりする必要があります。また,家庭で赤ちゃんが生まれたばかりだと,睡眠時間が削られたり,突発的な事柄に対処しなくてはいけなくなることも増えたりします。これらのことにも最近はおおらかに考えられるようになってきたように思います。年を重ねたからというよりも人間力を意識したからといった方が正しいような気がします。
 偉そうなことを書きましたが,まだまだ人間として発展途上な私です。明日にはこの記事を削除しているかもしれません。笑
 何かの参考になれば幸いです。
 


 
 

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