椎名林檎/東京事変　聴くならこれ！

ふと思ったのですが、東京事変を再結成してから知ったというお若い方がもしかして割といる…？東京事変のボーカルって椎名林檎と似てるよね？みたいな方が結構いる…？と愕然としたため(歳取ったってことだ！)

事変や林檎が気になるけど何聴いとけばいいの？ってお方のために、私が独断と偏見でおすすめ曲を書かせて頂きます。因みにシングルカットされてる曲は良くて当然なので今回外しました。
アルバムごとに２、３曲、時系列で書いてあります。今は一曲からでもネットで買えるし、この感じ好きだなと思ったらアルバム買って損はないと思います。ヒヤウィゴ！

椎名林檎

1stアルバム「無罪モラトリアム」

・丸の内サディスティック…不朽の名作。事変verなど色々アレンジされて長い事演られていますが、初期も初期の曲です。
・警告…入りのギターリフがとにかく格好良い！サビの最後のキメも良い、バンドサウンドの極み。

2ndアルバム「勝訴ストリップ」

こういう世界観で200万枚売れた化け物アルバム。
・浴室…イントロからくそ格好良い。タイトル見た瞬間「あ、浴室で人殺してる曲だな」と思いました。まぁそんな感じ。
・月に負け犬…歌詞が切実で切羽詰まっていて最高。こういうギリギリの感じはやっぱり初期の曲でしか味わえないよなぁと思う。

上記２枚のアルバムは正直捨て曲なしで全部いいので、買ってくれ。

3rdアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」

ガラッと空気が変わるので好き嫌い分かれそうだけど、私は初期三枚の中ならこれがベストかな…。タイトルは語感が綺麗なので決めたそうです。

・宗教…歌詞も音も芸術品。でもイントロ怖いよね分かる。サードは是非現物のCDを買って歌詞カードを眺めて欲しいです。
・ドッペルゲンガー…宗教からこの曲への流れが堪らん鳥肌もの。

このアルバムは是非シングルカットされている茎、PV集の「性的ヒーリング其の参」、短編キネマ「百色眼鏡」などと合わせてその世界観にどっぷり浸って頂きたいですね。

ライブ音源集「絶頂集」

廃盤ですがアップルミュージックで買えます。オンライン万歳。

・ギャンブル…これ、林檎で一番好きな曲です。猛暑日の白昼夢みたいな曲。死ぬ時に聴いていたい。葬式で流して欲しい。
のちに斉藤ネコさんとコラボしてオーケストラverになりますが、こっちが至高。なんなら某動画サイトに上がってるデモが一番最高なので聴いてほしい。
・メロウ…こちらも格好良い曲。「私と放電」に収録されてます。
・喪@CェNコ瑠ヲェWァ…はいこれもクソほど格好良い曲です。こちらも「私と放電」に収録されてます。曲名は「SO COLD」なんだけど文字化けで表記されています。

コラボアルバム「平成風俗」

蜷川実花の映画「さくらん」から派生した斉藤ネコとのコラボアルバム。美しオーケストラアレンジがメインです。

・浴室…2ndの日本語verと英語verの「la salle de bain」をリミックスした美味しいとこどりの曲。
・ハツコイ娼女…ボーカルの撮り方が面白い一曲。思いつめた恋心がひしひしと伝わってくる。

カップリングアルバム「私と放電」

シングルCDのカップリング曲を集めてくれた素晴らしすぎるアルバム。シングル曲は当然良いんだけど、カップリングもすんごい良いから是非聴いて欲しい。
・すべりだい…これ大好き～。幸福論のカップリングだったんだけど、本当はこっちをシングルカットしたかったらしい。納得の一曲。
・輪廻ハイライト…ジャズっぽいお洒落曲。歌詞が空耳英語で面白いです。愛で罵倒、夕日で皺、ツアーくらい逢わず没頭左派～～♪
・Σ…カッコいい！バンドで演りたい。PVも超クールなので是非。事変の「孔雀」にも通ずるものを感じる。

4thアルバム「三文ゴシップ」

・尖った手口…ボカロ感のある一曲。疾走感、焦燥感に溢れていて好きです。
・余興…東京事変ぽい。良い曲です。
ちなみにこのアルバムに「丸の内サディスティックEXPOver」も収録されています。

5thアルバム「日出処」

・走れゎナンバー…歌詞が小説みたいでとても良いので是非歌詞カードで読んで欲しい。乾いた虚しさが感じられてとても好きな曲。
・JLOO5便で…後ろでずっと鳴ってるシンセが不穏で良い。和訳の歌詞がまたいいんだな！！
・いろはにほへと…妖しい童謡みたいな曲。

6thアルバム「三毒史」

・鶏と蛇と豚…もーーー格好良い。林檎はもうこういう曲書かないと思ってた。格好良い。PVも必見。

・至上の人生…これも大好き…。歌詞が切ない。ちょっと幸福論ぽさも感じる。好き…。

東京事変

1stアルバム「教育」

誰もが聴いたことのあるであろうデビュー曲「群青日和」が収録されてます。
・入水願い…これくらい暗い曲が大好物です。
・現実を嗤う…これも暗いね！大好き！私は林檎や事変にはあんまり明るかったり優しかったりする曲は求めておりません。

2ndアルバム「大人」

大人と書いて、アダルトと読む。
・雪国…演歌だ。演歌が似合う。これライブの１曲目で鳥肌だった思い出。
・歌舞伎…雪国からの繋げ方が最高なんだよ～！盛り上がっていく不穏さ、からの英語詞！メンバー紹介的なターンもバンドならではで良いよね。

3rdアルバム「娯楽」

娯楽と書いて、バラエティと読む。
・ミラーボール…エロくていい曲。聴いて。
・復讐…前回の雪国に引き続き、ど真ん中を張る攻撃的な曲です。良い。事変は和訳もセンスがあって良いよね。

4thアルバム「スポーツ」

・電波通信…疾走感に溢れるのに切ない曲。しかしテンション上がる。サビの掛け合いと電子音がイイ！
・絶体絶命…この曲が一体どれほどの人の絶体絶命を救ったのだろう。こんなに明るめなのに絶望的な曲は他にないよ。
・スイートスポット…しっとりとした一曲。これも和訳がいいんだ…是非調べて欲しい。和訳読みながら聴くとほんと泣けるので…

5thアルバム「大発見」

・禁じられた遊び…入水願いっぽいなと勝手に思っている曲。不穏さが好きです。
・かつては男と女…切ない…。
「お互い老けたねというあなたの顔は子供のようで」泣くわこんなん。
歳を重ねないと書けない曲だなと思う。小説風の歌詞カードも良いです。

6thアルバム「音楽」

間に2枚ミニアルバムがあるので8thでもありますがここでは6thで。

・孔雀…いや恰好良すぎるだろ。般若心経こんなエロかっこよくできるのはこのバンドだけです。再結成待ってたよ！！
・毒味…からの毒味の流れが良すぎる。
・黄金比…これ一番好き！というかこのアルバム良すぎるよね…？情熱的なリズムに乗る冷たいくらいのボーカルが超クール。

以上、主なアルバムだけまとめてみました～
予想以上に時間かかったわ。疲れた。全曲レビューもぼちぼち更新していくので良かったらどうぞ～。