東京事変/スポーツ/全曲レビュー
最近唐突に聴きたくなって、車でずっと聴いてる10年以上前の東京事変の4thアルバム『スポーツ』
10年経っても変わらず格好良く寄り添ってくれる曲たちよ…
ちなみに東京事変のアルバムのタイトルは全部テレビ番組縛りになっています(教育、アダルト、娯楽、スポーツ、ディスカバリー、音楽)
更に曲名も林檎名義でのアルバムと同じくシンメトリーになってます。
1.生きる
開会式チックなアカペラから始まる一曲。
希望にあふれてるチックなメロディ、アレンジですが歌詞が絶望しきってるギャップが好き。
2.電波通信
サビの疾走感が大好きな曲!!タイトなドラムとゴリゴリのベースも良き。韻を踏みまくりの歌詞が面白いので読んでみてください。
当時流行ってた(今も流行ってるのかは知らん)ボーカロイドっぽい感じの曲だよね。
ここの大サビ前が特に好きです。
3.シーズンサヨナラ
これも好き~。失われた青春感。サビのメロディーが切ないんだ。
以下好きな歌詞を抜粋。
未練があるようで、でも急にドライになるようなこの心情の動きが表現されていて堪らん。
4.勝ち戦
なんともそつのないお洒落な英詞曲。
5.FOUL
多分浮雲さんの曲。バンドだとメンバーの色が出て面白いですね。
これ聴いてるとつよつよ女になれます。
6.雨天決行
アルバムに必ず一曲はあるけれど、個人的にはこういう可愛い系の曲は好きではない。笑
でもこのほのぼのとした曲、可愛らしいアウトロの後に、満を持して始まる能動的三分間が格好良すぎるので、つなぎ目としては最高の曲。
ここに配置してくれてありがとう…
7.能動的三分間
きっかり三分間の曲。モニターにタイマーを出して、きっちり三分間で生演奏したらそりゃもうライブでクソクソ盛り上がるやつ。
『カップ麺が出来上がるのを待ってる間何するの?』(意訳)
から始まる歌詞も格好良いんだよ~
8.絶体絶命
この曲が聴きたくて久々に再生した。
これも可愛い感じの曲なの。でも歌詞が重たいの。この歌詞を悲しく重い曲にされたら多分ものすごく抉られるので、そのバランス感覚がさすがだなぁと思う。
まさに絶体絶命の時、この曲に救われたひとがどれほどいるんだろう。
関係ないけどツイッターで海外の方が「絶体絶命」の感じをバラすと「糸色体糸色命」「いとしき体、いとしき命」と読めると呟いてて
ほんとだ何か素敵!!って思ったよね。
9.FAIR
この曲も好きですね~。落ち着きのあるアダルティな感じで。
大人の童話のような歌詞。
10.乗り気
これも電波通信ぽい面白い歌詞。
特にこのワンフレーズが好きです。
11.スイートスポット
めちゃめちゃ好きだった曲、よくこれを聴いて泣いていたわ…
歌い出しがメロも歌詞も切ない…ギターソロに入る前のゆっくり盛り上がっていくあたりが好き。
以下ライブで披露された和訳から抜粋。
12.閃光少女
このアルバムは全体を通して、刹那的で肉体的なテーマの曲が多い気がするね。やっぱりスポーツだからかな。
正統派な事変の曲!って感じの曲。好きです。
13.極まる
曲名が良くない⁉「極まる」て。格好よすぎ。
SFチックなちょっとわけわからん歌詞が好きです。
ここまで刹那的、衝動的な曲を並べておいて、最後は樹のように動けなくなってしまってさようならしちゃうの、好きだわ~
以上、スポーツのご紹介でした。