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return of happiness.

「APOGEEはすずらんの香りなんです。華やかで女性らしい香りなのでお好きな雰囲気かと思いますよ。」

先日ルイヴィトンへショッピングに行く機会があった。只の付き添いである。きちんとした服装で行って良かったと心の底から思った。やっぱり人生いつ何の機会が訪れるか分からないので、いつだって品のある見た目でいなければ沢山のチャンスを逃す事になるなと新年早々肝に銘じた。

ミニマルなカードケースが欲しいと言っていた彼と一緒に2階へ。ガラスのショーケースから現物を出して頂いて2秒で「これにします。」と言っていて椅子から転げ落ちるかと思った。ね、値段とか、、見ないのかい、、

他も見てみようかと彼が言ってレディースのコーナーへ。私が足を止めたのはフレグランスが沢山並ぶショーケースだった。

実はずっとルイヴィトンの香水が気になっていた。以前、お話しをさせて頂いた男性がとても上品ないい香りを纏っていて。何を使っているのか聞いてみたところそれがルイヴィトンのフレグランスだと教えてくれた。

ラグジュアリーブランドとして非常に長い歴史のあるルイヴィトンだがフレグランスラインが誕生したのは2016年。実はまだ発売されてからさほど経っていないらしい。

色々な香水を気分で変えたい人もいるが、1つの香水をずっと重ねていく事で自分の香りとして周りに認識させたい人も多いと思う。私は後者で。比較的まだ、あまり多くの人が使っていないであろうルイヴィトンのフレグランスはずっと気になっていたのだった。

しかーし

フレグランスというのは実際に自分で香りを試してみないと想像とかなり差異があるものである。絶対に自分で嗅ぎたい。

普段からラグジュアリーブランドとは縁遠い阿佐ヶ谷(I Love 阿佐ヶ谷)で慎ましく暮らす普通のOLとしては"わいは絶対に何かを買うんや"という強い気持ちがないと簡単にルイヴィトンの扉を開く事は出来ない。

いくつか試させてもらっている時に、APOGEEの香りに出会った。「ワォ✨モテそう。」しがない阿佐ヶ谷OLの感想なんてこんなもんである。

語彙力がなくて嫌になっちゃうが本当に華があって清楚で女性らしい香りだった。

わたしの2021年の抱負は全方位モテなので、APOGEEは今年の私にとってもぴったりんこの香りだったのだ。(語彙力)

「すずらんの花言葉、知っていますか?幸福が訪れるという意味があるんです。このフレグランスを纏うたびに幸福が訪れますようにと願いが込められてもいるんですよ。」

「...これが欲しい🥺」

わたしは値段を見ることも自分の財布を出すこともなくAPOGEEを手に入れた。

「早速ひとつめの幸福が訪れましたね☺️」

うーん。素晴らしい接客トークである。接客に伏線なんてあるんだ。見事な伏線回収で恐れ入った、さすがルイヴィトン。

ありがとう、わたしのリッチなお友達。わたしのどこがそんなにあなたに刺さっているのでしょうか。これからも末永く甘やかしてね。

家に帰ってからすずらんのお花について調べたら、幸福の訪れの他に愛らしい、純粋なども並んでいた。いいねいいね。あとすずらんのお花って毒があるんだって。

愛らしく純粋な見た目の中身に少しの毒を持つ、そんな魅惑的な女性になれたらいいなと思った。

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花言葉に関連する名言

「再び幸せが訪れる」(スズラン全般)

あなたを捨てた男のためなんかに泣いては駄目。次の男があなたの笑顔に恋するかもしれないでしょ。

Don’t cry for a man who’s left you – the next one may fall for your smile.