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リアルな「出産の選択肢」について

【1】「これから出産を考えている」あなたが絶対知っておくべき真実

私の妻は、元気な男の子を生みました。
大変元気で健康な子で、いつも家に笑顔を与え、私たちの生活を豊かに彩ってくれています。
私たちの出産は、結果的には、母子ともに健康で、私たちの理想の形のものになりました。
この子が生まれたこと、それは、最高の出来事です。
感謝しかありません。

皆さんの理想のお産ってどんなものですか。
また、お産経験者の方は、それは理想のお産でしたか。
では、私たちが最高と思える出産に至れたのは、もちろん支えてくださった周りの方のお陰です。
しかし、それまでに、私たちが、出産について、
自分たちで興味を持ち、
自分たちで勉強して、
自分たちの方針を決め、
自分たちで取り組んだ
からこそ、周囲の協力も得られ、結果的に理想的な方向に向かったのです。

では、私たちがどの様な 考え方で、方法で、結果的にどうなったか、
もし、出産のご予定がある方や、出産や子どもについて興味がある方は、参考にしてください。

ただし、
恐らく、多くの方が、初めて聞くような内容も多々あります。

この世の中には、
本質的であるにもかかわらず、
「常識」の枠の外にあるという理由から、
多くの人に伝えられていないことは、たくさんあります。

私の発信する情報が、正しいかどうか、
あなたにとって最適かどうかは、
ここでは議論しません。
内容は、あなたにお勧めも、強要もしません。
また、読まれた方も、決して「否定」しないでください。
全て「自分で」考えてください。
全て「自分で」判断してください。

私たちもそうしました。
インターネットの普及した昨今、様々な情報が手に入る時代です。
その中には、誤った情報、「私達」に適さない情報も多々あることでしょう。
なので、この出産のことだけに限らず、これからの情報量の爆発時代に、
自分を守り、家族を守るために、
「自分に合った」情報は、
「自分で」見つけるんだ、
「自分で」選ぶんだ
という覚悟を持つことが大切です。
あなたの人生は全てあなたのものです。
自分に責任を持って、自分で選ぶこと。
これが本当に自分の人生を全うするということに繋がると考えます。


<はじまり>

私たちが、出産について考えるようになったのは、
結婚2年目くらいで、
当時 夫28歳、 妻30歳 でした。
実際には、真剣に考えるようになったのは、
子どもが妻のお腹に宿ったと知った時から、だったのですが、
それでも準備不足だったなと、出産した後には、そう思いました。

そもそも、私たちがなぜ出産に興味を持ったかと言うと、私たちは夫婦とも幼児教育者であり、子育てに興味があったからです。

幼児教育を研究していると、一度は必ず行きつくのが、出産であったり、胎教です。
人間は、胎児や新生児の時でも、外界を吸収する力があり、自己形成に大きな影響を与えており、その後の人生にダイレクトに影響するということが、
昨今では、常識となりつつありますが、
私たちが思っているほど、世間には知られていないし、具体的なアクションにつながっているケースは少ないかなと感じます。

私たちは、妊娠期と出産を、
より良い子育ての「はじまり」の段階
として捉えています。


<私たちの理想の出産>

私たちが考えた理想の出産は、
〇出産前後の母子の健康(心と体)を最優先とする
〇産後の子育てに影響することにおいて、最善のことをする
です。
たったこれだけです。

そのうえで、私たちの考え、行ったことをシェアします。
以下は、私が実際に助産院さんに送ったメールの内容の一部です。
はじめは、自宅出産を希望していました。

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・母子ともに危険があると判断された場合には、助産師及び医師の指示に従い行動させていただく思いはもちろんあります。「命」が最優先です。

・馴染みのある環境で、母子ともにストレスのない出産環境で出産したいし、万が一の状態以外はその方が安産につながるという想いがあります。

・出産直後から母親との時間を最大にしたいです。 
 希望は生後より24時間ひと時も離れることの無い状態(いかなる母子分離を避けたいです)
また、出産直後より、1時間は家族のみの時間を過ごしたいと考えております。 

・一番恐れているのは、「抗生剤等→陣痛微弱(陣痛異常)→陣痛促進剤投与→過強陣痛(胎児仮死)→帝王切開」の流れです。
助産院さんでは基本的には「陣痛微弱→陣痛休息期→待機→陣痛開始→自然分娩」だと思いますが、こちらが自然な流れかと思います。

・出産前後の環境設定について
 「温度、光、音、出産体勢、周りの人」の影響が母子ともに負担になると考えます。
 特に病院では「温度と光」が気になります。(温度:寒すぎる(冬なのでそこまでかも知れない)、光:眩しすぎる)
 出産の体勢も、分娩台の上はかなり不自然であると感じております。

・臍の緒をすぐに切る事は避けたいです。
 できれば最低でも3時間は新生児と同じ高さを保ち、鼓動(供給)がなくなるまではそのままにしておきたいです。
 また、胎盤はいただきたいです。

・胎盤は食べるため、保存したいです。

・出産後の吸引、清拭(顔や身体を拭う)、沐浴は避けたいです。

・授乳の時間や量
 病院では母子分離+授乳が3時間おきでしかも母親が「授乳室」まで聞かなければいけないという流れですが、授乳の時間や量は赤ちゃんの個人差に合わせてあげたい。

・その他の投薬物
 点眼、 抗生剤系(母子ともに)、シロップ等の投薬類は避けたい。

病院という医療行為(手術)が可能であるという点では、最悪のケースを想定した場合には、最も大きいリスクを回避できる場所、方法、ではあるかと思います。
出産は母子の壮絶な変化であり、心身ともに激動の瞬間であり、それにはリスクも伴います。
しかし、それと同時に出産は自然な生理現象でもあるとも夫婦ともども感じております。
また、二人とも乳幼児の教育者であり、人間の形成には受精以前の両親の心身の健康に始まり、乳幼児期の環境や経験がかなり大きな役割を担っていると考えています。
その中でも出産前後の母子への影響は、その後の成長に非常に大きく関わると考えています。
多くのお願い事をさせていただきますが、ご対応可能な項目、不可能な項目などをご指示いただけると幸いです。
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いきなりなので、意味の分からないお願い事ばかりかもしれません。しかし、これらの「お願い」は大変重要なのです。後に、なぜこれらが重要かはご説明していきますが、まずは私たちがなぜ助産院出産を選んだかについて、お話しさていただきます。


<出産の種類>

皆さんは出産の形には、どんなものがあるか、いくつ知っていますか?
実は、お産に決まった形はありません。

しかし、多くの方が思い浮かんだのは、
「赤ちゃんは病院で生むものじゃないの?」
ということや、少し詳しい方であれば、
「病院か、助産院とかですか。」とい言われます。

私たちはまず、私たちが選択できる可能性のある、お産の形を調べました。

日本における、出産の場所を大きく分けると、
・総合病院の産婦人科(私立、公立)
・診療所(個人産院、クリニック)
(こちらも、産婦人科です。「産婦人科医院」「レディースクリニック」という名前が多いです。)
・助産院(助産所)
・自宅出産(助産師介助あり、無介助(プライベート出産))
があるかと思います。

感覚的に言うと、
産婦人科での出産が約99%
助産院での出産が約1%
自宅出産は限りなく0%に近いです。

そんな中、私たちは、
これらの出産は何が違うのか。
から調べました。

簡単に説明すると、総合病院、個人産院は(以下病院と呼びますが、)
ここでいう「病院」は、産科の専門医がいて、医療機器が完備されている施設を指します。
つまり、病院と助産院の制度的な大きな違いは、産科医がいるかいないかの違いです。
医大を卒業した、「医師免許」という国家資格が与えられている医師がいるのが、「病院」と言う事です。(病院にも助産師さんはいます。)
そして、病院は医療行為を実施することができます。(もちろん患者の許可がいる)

これに対して、助産院は、
産科医がおらず、助産師さんだけで営業しているのが助産院です。
助産院では助産師の行える医療行為はあるのはありますが、限定されています。

そして、自宅出産は、
助産師さんの介助がありの場合だと、助産院さんが家に来て出産のお手伝いをしてくれます。
無介助だと、その助産師さんがいない、ということです。

こうした医療技術を駆使する病院と、医療的な手立てをあまり行わない助産院とでは、どちらが母子にとって安全なのでしょうか?
常識的に考えれば、病院のほうに軍配が上がるでしょう。
今、多数決を取れば、もちろん病院のほうが安全性が高いと判断されるでしょう。
それは、恐らく、何かトラブルが生じた時に、即座に医学的な措置がとれると考えるからですね。

その中で私たちが最初に選んだのが、
プライベート出産です。
無介助の自宅出産です。

しかし、最終的には、助産院での出産を選びました。

大きく、病院出産と助産院出産とを分けて、
その理由を、説明したいと思います。


<助産院で生むワケ>

その前に、初めに行っておきますが、私は西洋医学的な医療行為を否定しません。
命や健康を維持するために、これらを絶対的に必要とする人たちもいるからです。
また、自宅出産、助産院出産、病院出産etc、すべての方法にメリット、デメリットが存在します。
そのうえで、最も納得のいく選択をしていただきたいと思います。

そもそも「出産」は自然な行為であること、です。
もっと言えば、出産は、女性にとって生理現象なのです。

出産が「楽」とか、そういうことではありません。
しかし、「大変」なものにしているのは、実は自分自身であることが多いのです。
それも、理由があります。
後で話します。

また、私の言う「自然」とは、
「自然の摂理」のことです。
「宇宙の法則」とかとも言えますでしょうか。
つまり、事実、真実、法則です。
そして、人間は自然な状態のことを、「健康」といいます。

まずは、ここが大きな違いです。

病院では、出産を「医療行為」として扱います。
つまり、「医師が患者の症状に対して行う行為」なんです。
妊婦を患者として扱い、
出産を医療行為として使うのが、
病院なんです。

助産院、助産師は、出産は自然な行為であるという前提に立って接します。
異常がある場合のみ、医療行為ができないので、病院にバトンタッチします。
※こういう場合、母子の命にかかわることがあるため、絶対的に医療的介助が必要と考えます。
そのため、病院と助産院では、妊婦を見る前提が異なるのです。

因みに、かなり稀なケースですが、自宅出産という方法も簡単に触れておきます。
自宅出産は、自宅や実家などで出産する場合がこれに当てはまります。自宅出産の場合の介助人は、近年では(出張可能な)助産師さん、昔は産婆さんと呼ばれる方でした。他には、現代ではかなり稀なケースとなっていますが、夫婦及びその家族や親せきが産婆さん代わりとして生む場合や、夫婦のみ、最終は妊婦自身のみ、となります。
夫婦のみ、妊婦のみの場合はプライベート出産と言われる形態となります。



最後までお読みいただきありがとうございました。


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本記事内容の情報源に関しては、でき得る限り正しく記載しておりますが、あくまでそれらの情報に対する個人の主観によるものです。
本記事が皆様のお役に立つよう願っております。
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