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民話「さるかに」が現代版にアレンジされるなら
「さるかに」について一番思うこと
『一番悪いの臼じゃね??』
※以下、独自の解釈が含まれている可能性がございます。個人的な思考である旨、ご了承ください。(以下常体)
民話「さるかに(合戦)」について考えてみる。
あらすじについては割愛する。
今回は「さるかにばなし」ではなく「さるかに(合戦)」(親蟹・猿が絶命するパターン)を前提とする。
この作品の悪役は複数存在する。
①蟹を騙し柿の実を横取りした猿
②柿の実を投げつけて親蟹を絶命させた猿
③柿の種(芽)を脅す親蟹
④仇討を企て、実行した子蟹
⑤復讐に加担した蟹親衛隊
書き出してみると皆が皆それぞれ闇を持っているのを感じる。
この中で⑤とりわけ臼が一番悪いと主張するわけだが根拠は以下の通り。
【親蟹が絶命した時点での一番の被害者は子蟹であるはずなのにも関わらず、臼が臼であることの体格差を利用し猿にとどめを刺した点】
原作によると親衛隊の面々も猿の意地悪の被害に遭っていたようだが、それであってもとどめを刺した臼のモブキャラ感・何様感はなんなのか。
せめて親衛隊メンバーの中に、猿に対して別の対処法を提案する者がいればよかったのに…。
個人的な悪役順は
悪い ⑤>④>②①>③まだマシ
これが「さるかにばなし」(猿が改心するパターン)ならハッピーエンドで多少はほっこりするかもしれない。
どちらのエンドにしても柿の木(種・芽)って報われてないよね。
【あとがき】(以下敬体)
note作成にあたり多くのブログやnote記事を参考にさせていただきました。新たな気づきを与えてくださいましたことに感謝申し上げます。
特に芥川龍之介氏のパロディ作品には多くの気づきを得られましたので、興味がある方は検索してみてください。
最後に、シナリオライターの方にお願いです。
おそらくこの作品は猿目線での《因果応報》というのが一般的な教訓だと思うのですが、どうにかこれを、
【(猿への)集団いじめはやめようよ】
といった内容に改変していただいて、小学校の国語か道徳の教科書に載せていただきたいと願っております。
ついさっき「かにぱん」の遊び方を理解しました…。(ねじって形を変えたりするものだと思ってました…。)
《追記》5/26
タイトルの変更とともに、個人的な悪役順の最上位を親衛隊全般に変更しました。
栗にしても蜂にしても(作品により異なるがその他諸々)みんな猿に不意打ちのような形で見えないところから攻撃しているんですよね。
仕返しのやり方が卑怯だなと思うんです。
顔の見えないネットの世界じゃないですけれども…。