タオバオ、Tmallのデータ管理ツール、生意参謀を使ってみよう①
はじめに
生意参謀というツールを知っていますか?このツールはアリババが運営するECプラットフォーム淘宝(タオバオ)や、Tmallのデータを管理するツールです。日々のGMVやCVR、競合調査など充実した機能が揃っており、運営において必要不可欠なツールです。今回はそんな生意参謀の基本的な使い方を紹介していきます。
ツールの項目は5つに分かれていて、今回の記事ではトップページ、総合診断、運営の見方を紹介していきます。サービス、管理の項目は次回の記事『生意参謀を使ってみよう②』の更新をお待ちください。
生意参謀とは
生意参謀はアリババグループが2011年にリリースしたビジネス用データ分析ツールです。
生意参謀には多数のメニューがあり、左からホームぺージ、リアルタイムデータ、作戦室(セール時データ分析メニュー)、トラフィック、商品、取引、ライブ、コンテンツ、サービス(CS)、プロモーション、物流、財務、市場、競争(競合店舗の情報が見られるメニュー)、業務、ユーザー分析、学院(使い方や活用例を見れるメニュー)になります。
各メニューの特徴や使い方をそれぞれ紹介していきます。
- トップページ
トップページは各メニューのまとめになります。ページ上部(左)は、リアルタイムのデータで、GMV、訪客数、閲覧数を確認できます。(右)では、店舗GMV直近30日のランキングと、目標達成度が見られます。重要なデータはここですぐに確認できます。
ページ下部には4つのセッション(赤枠)があります。総合診断、運営、サービス、管理です。
確認したいデータの統計期間を自由に設定できます。
- 総合診断
GMV、トラフィック数、CVR、客単価、リピーター率などを確認できます。オレンジ枠は「客層」、「商品」、「チャンネル」のデータです。
左の「客層」(人群)は、新規顧客と既存顧客がどれだけGMVに貢献していて、どの商品が人気なのかを見ることが出来ます。
一番右の「チャンネル」(渠道)では、タオバオ内の各チャンネル(広告メニュー)がどれだけGMVに貢献しているのかを確認できます。今後のプロモーションの方向性を決める際には、ぜひチェックしてみてください。
- 運営(运营视窗)
ここには「全体看板」、「トラフィック看板」、「転化(CVR)看板」のメニューがあります。
「全体看板」:GMV、訪客数、CVR、閲覧数などの時系列推移が見られます。新規と既存顧客ごとのGMVもここから確認できます。
「トラフィック看板」:ここは主にトラフィックがどこから来たかを確認する場所です。
折れ線グラフは流入源の推移で、具体的には、無料トラフィック、オーガニック、セール会場、その他などがあります。
右上(赤枠)は、トラフィック流入源のランキングです。
左下(オレンジ枠)では、ユーザーの離脱率、ページの平均滞在時間が確認できます。消費者が店鋪の商品に対して持っている興味、クリエイティブのパフォーマンスを確認したい時はこちらを見てみてください。
最後、右下(青枠)はキーワードのランキングです。トラフィックがどのキーワードから検索しているか、CVRはどのぐらいか確認できます。
「転化(CVR)看板」:ここでは賞品のお気に入り転化率、カート追加率、そして支払転化率を確認できます。店舗を訪問したユーザーの行動を分析するのに使えます。
「客単看板」:客単の中国語の意味は、「顧客の注文」です。注文内容を確認できます。
赤枠の「连带率」は、「一回の注文に購入した商品の件数の比率」の事です。まとめ買いが多ければこの数値が大きくなります。「连带率」の値が高ければ、まとめ買い向けのクーポンを発行してみるのもいいかもしれません。
・サービス「服务视窗」
・管理「管理视窗」
上記2点のメニューは、次回の記事で解説していきます、
『生意参謀を使ってみよう②』 の更新をお待ちください!
まとめ
今回は生意参謀の基本的な使い方として3つのメニューを紹介しました。生意参謀はTmallの運営において欠かすことのできない重要なツールです。このツールをマスターして、GMVアップを目指していきましょう!
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