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医療機器とその使用に伴う消耗品・薬の提供方法の変更

病院からの指示で医療機器を使用している場合、転居後も同じ機器を使い続けられるか、また関連用品としての消耗品や薬の提供方法はどうなるのか、といった心配も出てきます。以下に手続きの一例を紹介します。

■手続き

新しいかかりつけ医が決まったら、病院からの指示で使用している医療機器の同じものが使い続けられるか確認します。特に決まった手続きがあるわけではないので、元の病院の地域連携部から新しい病院を紹介された時や、新しい病院に最初に連絡する際に確認するとよいと思います。また、新しい病院には医療機器の関連用品としての消耗品やお薬の提供方法についても確認しておきます。毎月決まった数を用意するところもあれば、患者側から連絡を受けてから発注をするところもあります。受け取り方も病院に取りに行く、往診時に持ってきてくれる、提携薬局が持ってきてくれる、などさまざまです。
次に、引っ越し日が決まったら使っている医療機器メーカーの担当者に引っ越しする旨を連絡します。メーカーや引っ越しの距離によりますが、県をまたいでの移動の場合、現在の機器をそのまま持っていける場合と、いったん返却し、転居先で担当の事業所から新しい機器を届けてもらえる場合があります。返却し、新しい機器を受け取る場合はその日取りを決めます。転居先で機器の不具合が会った時に困らないよう、転居先の担当事業所の担当者・連絡先(電話番号など)をメモしておきます。参考までにうちの場合は、酸素濃縮機は返却&引越し先で新しい機器お届け、注入ポンプと人工呼吸器は同じものを持って行って継続使用可能でした。


■事前の確認が大切

新しい病院で扱いがない場合は別のメーカーのものに変更になる可能性があります。病院によってはこれまで取り扱っていないメーカーでも新たに取り扱いを開始してくれることもあります。また、現在使用している機器に関連した消耗品のメーカー、品名、製品番号などの情報は元の病院から新しい病院に情報提供されていますが、念のため初診時に現物を持ってくるよう依頼されるかもしれません。この点は、新しい病院とも連絡を密に取る必要があります。細かい仕様(例えば人工鼻の場合、酸素ポートの有無など)の確認や、現在使用している機器との接続確認を事前に行い、引っ越し後に届いた物品が使えなかったという事態にならないよう備えましょう。


■まとめ


・手続き:決まった手続きは無い。紹介時や初診時に確認する。医療機器メーカーにも引越しの連絡を忘れずに。
・手続き開始時期&要する期間:新しいかかりつけ医が決まったら。メーカーへの連絡は、引越し日が決まったらする。
・必要書類:特になし
・窓口:病院により異なる(域連携部や事務担当)。消耗品や薬の提供ルートにより薬局とのやりとりが必要になる場合もある。
・注意点:消耗品の仕様や製品番号、機器との接続を事前に確認しておく。

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