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#小杉湯 「介護する人・される人の銭湯息つぎプロジェクト」はじまりました

(追記)
銭湯息つぎプロジェクトの公式LINEもできました。

▼公式LINE▼
https://lin.ee/RNSh1as

「おめでとうございます!」
「とっても楽しみにしてたプロジェクトです。キックオフに参加できてうれしいです」

グループトークがはじまり、参加者の方に「お話振ってもいいですか」「お声出せますか」と声をかけるや否や、次々にお祝いの言葉をいただいて、胸熱。「介護する人・される人の銭湯息つぎプロジェクト」(小杉湯)キックオフイベントでのことです。

ほっと一息。ナイスなタイミングでたっぷり息を吸えたらいいなの願いを込めて

今回のプロジェクトの立ち上げメンバーは7名。こんな顔ぶれです。

あまのさくや 『32歳。いきなり介護がやってきた。』著者
小黒悠 介護をケアする本屋【はるから書店】店長
河村詩穂 コミュニティナース 
島影真奈美 『子育てとばして介護かよ』著者 
簾藤麻木 ケアのデザインストア〈ねんりん〉代表
関根江里子 小杉湯運営スタッフ
アニー 銭湯ぐらし

立ち上げメンバーの自己紹介タイムの後、3つのグループに分かれて「息つぎってなんだろう?というテーマでおしゃべりしました。

はるから書店・小黒悠さんは、在宅介護の経験者。悠さんが20代半ばのとき、当時60歳だったお母さんが脳卒中で片麻痺になり、介護がはじまりました。大好きなお母さんとのやさしくて切なくて、たくましい毎日を、悠さんはブログにつづられてます。

働きながら、
恋に恋しながら、
友達に会いたいと思いながら、
そして何より、母にずっと元気でいて欲しいと願いながら、
ただひたすらに歩んできた日々を振り返り、ここに綴っていきたいと思います。

ブログ「介護ダイアリー」(現在は「雨のちハレ つながるダイアリー」)

当時のゆうさんの「息つぎ」は、スーパーのイートインでコーヒーを飲んでいたとき。何げない日常の中でふっと体の力がゆるむ。そんな瞬間に救われてきたと話してくれました。

参加者の方からも、神田・稲荷湯さんで開催されている「がんサロン」のお話、墨田区に車椅子でも入れるユニバーサル対応の銭湯があることなどを伺いました。「普段は車椅子でも、補助具を使えば、車椅子ごと入る必要はなく入浴できる。入れるだけの体力もついてきた。湯船につかりたいなあ」とおっしゃってたのが心に残っています。

学生時代、ガチの水泳部だったという参加者の方から「”息つぎ”というと、失敗したら鼻に水が入ったりして苦しいイメージがあったけど、それとはまた違う息つぎもありそうだなと、みなさんの話を聞いていて思った」というコメントも。

そうなんです! 今回のプロジェクトの準備を進める中で、立ち上げメンバーの間でもそんな話になりました。「息つぎ」にも、いろいろありそう。

水泳中に水から顔をあげ、息を吸いこみ、また深く潜っていく「息つぎ」もあれば、コーラスや朗読の途中で息を吸いこむ、いわゆる「ブレス」の息つぎもある。

私の得意分野はむしろ、後者。のびやかに、能天気に歌い続けるための息つぎを探っていきたい。ららるー🎵

グループトークの後は全員で、トーク内容のシェア。別のグループでは「自分が介護される立場になったとき、どんなことをしてもらったらうれしいか」という話をしてたそう。

「うちの義母はアップルパイ、義父はチョコレートデニッシュが幸せスイッチ」とチャット欄に書きこむと、「私の父はコーラです」とえりこさん。まきさんちのおばあちゃんはまさかの「アップルパイとコーラ」(!)。悠さんとお母さんは「ヤマザキの薄皮パン」、さくやさんは「父に会うたび生クリーム系のケーキを貢いでいます」と盛り上がりました。

耳のみ参加の方も含め30名もの方にご参加いただきました。ありがとうございました!

話したいテーマ、聞きたい話題がどんどん出てきて、時間が経つのがあっという間。次はあんなことをしたい、こんな話をするのはどうかとヒントもたくさんもらった優しくて、楽しい時間でした。参加してくださったみなさん、改めましてありがとうございます。また、ぜひおしゃべりさせてください。

次回の「介護する人・される人の銭湯息つぎプロジェクト」は6月18日(日)午後、高円寺・小杉湯となりでの開催を予定しています。

申し込みフォームがほどなくオープンになると思いますのでまたお知らせします。

今後もオンラインとオフライン交えながら、いろいろな形でいろいろな方と「息つぎ」についておしゃべりしたり、かかわり自体が「息つぎ」になるような場をつくっていけたらいいなと思ってます。どうぞよろしくお願いします。



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