#小杉湯 「介護する人・される人の銭湯息つぎプロジェクト」はじまりました
(追記)
銭湯息つぎプロジェクトの公式LINEもできました。
▼公式LINE▼
https://lin.ee/RNSh1as
「おめでとうございます!」
「とっても楽しみにしてたプロジェクトです。キックオフに参加できてうれしいです」
グループトークがはじまり、参加者の方に「お話振ってもいいですか」「お声出せますか」と声をかけるや否や、次々にお祝いの言葉をいただいて、胸熱。「介護する人・される人の銭湯息つぎプロジェクト」(小杉湯)キックオフイベントでのことです。
今回のプロジェクトの立ち上げメンバーは7名。こんな顔ぶれです。
立ち上げメンバーの自己紹介タイムの後、3つのグループに分かれて「息つぎってなんだろう?というテーマでおしゃべりしました。
はるから書店・小黒悠さんは、在宅介護の経験者。悠さんが20代半ばのとき、当時60歳だったお母さんが脳卒中で片麻痺になり、介護がはじまりました。大好きなお母さんとのやさしくて切なくて、たくましい毎日を、悠さんはブログにつづられてます。
当時のゆうさんの「息つぎ」は、スーパーのイートインでコーヒーを飲んでいたとき。何げない日常の中でふっと体の力がゆるむ。そんな瞬間に救われてきたと話してくれました。
参加者の方からも、神田・稲荷湯さんで開催されている「がんサロン」のお話、墨田区に車椅子でも入れるユニバーサル対応の銭湯があることなどを伺いました。「普段は車椅子でも、補助具を使えば、車椅子ごと入る必要はなく入浴できる。入れるだけの体力もついてきた。湯船につかりたいなあ」とおっしゃってたのが心に残っています。
学生時代、ガチの水泳部だったという参加者の方から「”息つぎ”というと、失敗したら鼻に水が入ったりして苦しいイメージがあったけど、それとはまた違う息つぎもありそうだなと、みなさんの話を聞いていて思った」というコメントも。
そうなんです! 今回のプロジェクトの準備を進める中で、立ち上げメンバーの間でもそんな話になりました。「息つぎ」にも、いろいろありそう。
水泳中に水から顔をあげ、息を吸いこみ、また深く潜っていく「息つぎ」もあれば、コーラスや朗読の途中で息を吸いこむ、いわゆる「ブレス」の息つぎもある。
私の得意分野はむしろ、後者。のびやかに、能天気に歌い続けるための息つぎを探っていきたい。ららるー🎵
グループトークの後は全員で、トーク内容のシェア。別のグループでは「自分が介護される立場になったとき、どんなことをしてもらったらうれしいか」という話をしてたそう。
「うちの義母はアップルパイ、義父はチョコレートデニッシュが幸せスイッチ」とチャット欄に書きこむと、「私の父はコーラです」とえりこさん。まきさんちのおばあちゃんはまさかの「アップルパイとコーラ」(!)。悠さんとお母さんは「ヤマザキの薄皮パン」、さくやさんは「父に会うたび生クリーム系のケーキを貢いでいます」と盛り上がりました。
話したいテーマ、聞きたい話題がどんどん出てきて、時間が経つのがあっという間。次はあんなことをしたい、こんな話をするのはどうかとヒントもたくさんもらった優しくて、楽しい時間でした。参加してくださったみなさん、改めましてありがとうございます。また、ぜひおしゃべりさせてください。
次回の「介護する人・される人の銭湯息つぎプロジェクト」は6月18日(日)午後、高円寺・小杉湯となりでの開催を予定しています。
申し込みフォームがほどなくオープンになると思いますのでまたお知らせします。
今後もオンラインとオフライン交えながら、いろいろな形でいろいろな方と「息つぎ」についておしゃべりしたり、かかわり自体が「息つぎ」になるような場をつくっていけたらいいなと思ってます。どうぞよろしくお願いします。