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年末年始に親と話しておきたい、たったひとつのこと

1年が経つのが早い! もう大晦日ですね。みなさん、今年は帰省されます? もうすでに実家にいる方もいらっしゃるかもしれません。

もっと早く書いておけよーと思いつつ、いまさら書きます。今日のテーマは「年末年始に、親と話しておきたいこと」です。どどん。

これ、年末年始になるとたくさん出てくる話題でもありますね(あと、お盆休みの頃も)。

久しぶりに親に会ったら、(うわ……年をとってる……!!!)とびっくりしたり、(元気だと思ってたけど、大丈夫なのか!?!?)と急に不安になるのはこの時期の〈あるある〉のひとつでもあります。

せっかく久しぶりに会うんだから、今年こそはしっかり話をしておこう! と心に決めて帰省されてる方もいらっしゃるかもしれないし、タイミングが合えば話してみようかな、でもなんて切り出していいものやら……と迷っていらっしゃる方もいるかも。

親御さんの性格やシチュエーション、これまでの関係性によっても、ベストな切り出し方は変わります。でも、この「人によって違う」みたいなの、すごく困る。もっとシンプルに、汎用性が高いものないの? とモヤモヤ考えていてたどりつきました。

ありました!

「今年はどんな1年だった?」

とりとめもないおしゃべりが始まるかもしれません。「どうでもいい!」と言いたくなるような内容かもしれません。

でも、その中にもしかしたら、日々の小さな困りごとが混ざって語られるかもしれません。

「困ってることない?」「大丈夫?」と聞かれたら、たいていの親は「大丈夫」と言います。本当は困っていたとしても、子どもに言いません。

  • 心配をかけたくない。

  • せっかく楽しい時間をつまらなくしたくない。

  • わざわざ相談するほどのことではない。

  • 子どもに言ったところで解決するとは思えない。

  • 口うるさく注意されたくない。

  • 干渉されたくない。

などなど、いろんな心理が働きます。

「何やってるの!? そんなこと今すぐやめて!」なんて怒られたり、「何歳だと思ってるの? 自分の年齢を考えなさい」なんて説教されるのがイヤなのは、親も私たちも同じです。

そもそも、顔を見れば、「困りごとは?」と聞かれるのは結構うっとうしいことでもあります。

困っているといえば、困ってるけど、「困りごとです!」と言い立てるほどではない。「困ってるならやめれば」と言われてしまうと、それこそ困っちゃう……みたいなこともあります。

例えば、こんなできごと。

少し遠くまで通っている習いごと。友達もいて、とても楽しいけれど、バスで通うのが少し億劫になっている。この間は雨の日に、バスを降りたところで転んでしまって、ケガはしなかったけどヒヤッとした。

そんな話を「困りごと」として、子どもに伝えたらどうでしょうか。
「危ないから通うのをやめたら」と言われてしまいそう。だったら言わないでおこうかという気持ちになっても不思議はないのです。

こちらとしても、言われたからといって、何もかもすぐに解決できるわけではないことのほうがほとんどです。

でも、今できることを一緒に考えることはできる。
少なくとも、親の「今」を知ることはできる。
何より、日常を振り返りを共有することが大事。

「困ってる?」「困ってない」で終わるのではなく、親御さんが過ごしている日常をトレースする。一緒にたどり直すことで、親御さん自身が気づくこともある。

「もしかして、こういう手助けがあったらラクにならない?」
「ラクかもしれないけど、今はいらないかな」

そんな会話が生まれるかもしれません。

「いらない」も大事な情報のひとつ。
話が盛り上がったら、その「いらない」ってどんな気持ち?
生活に踏み込まれたくない? まだ大丈夫だから放っておいてという感じ?
などと聞いてみると、思いがけない答えに出会えるかも。

ちなみに、うちの両親(父80代・母70代)はつい最近、スマホを機種変更して、ついに高齢者向けのスマホが導入されたのですが、その理由は予想と全然違ってました! その話はまた別の機会にご紹介します。

「今年どんな1年だった?」(年末バージョン)
「今年はどんな1年にしたい?」(年始バージョン)

ぜひ、実家トークにお役立てください。
ではでは、よいお年を~~~! チャオ!

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