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「あなたに介護をされるのは不安なんだよね」からの変化を追体験した日

「介護技術で遊ぶ会」の仲間で、KAIGO LEADERSオンラインコミュニティつながりでもある、中島友美さんが社会福祉HERO’S2024のファイナリストに選ばれ、遊ぶ会の運営メンバーと一緒にプレゼンの応援に行ってきました。

応援うちわも持って、準備万端!

中島さんに初めて会ったのはたしか、千葉県流山市で開催された、介護技術講習会。施設の枠を超えて、市内のさまざまな事業所の方が集まる講習会を見学させてもらったときのこと。

そのとき、「しっかりとした介護技術があると、小柄な女性でも大柄な人を無理なくケアできる」と教わり、目の前で中島さんが普段やってる移乗介助をやってみせてくれたのです。

私の介護技術のお師匠さんである雨澤慎吾さんが、中島さんの上司というか先輩というか、なんかそういう関係性だったりすることもあって、これまでいろいろなな場所でご一緒させてもらってきました。

介護技術で遊ぶ会は、そのうちのひとつ。介護職かどうかも、介護の経験があるかどうかも関係なく、みんなで「介護技術」で遊ぶ。触れ方ひとつでこんなにも相手への信頼感が変わること、安心・不安が変化すること、そんなことを毎回ワイワイ楽しくやってるんですが、「何をやってるのか」が非常に説明しづらい。

参加するとめちゃくちゃ楽しいんだけど、説明しようとすると「体験してみないとわからないんだよねー」になっちゃうのがもどかしいし、写真や動画を撮ってみたりもするんだけど、やっぱりよくわかんない。むしろ、うさんくさくなっちゃう。困った!

大真面目にやってます
懲りずに撮影トライ

この面白さを、凄さを、大切さをなんとかして伝えられたらいいんだけどな~~~~! と思っていた矢先、中島さんが見事、言葉にして伝えてくれました。

介護職10年目。リーダー職にもなり、介護職として自信もついてきたタイミングで中島さんは思いがけない壁にぶつかります。同じ法人内の訪問介護事業所に異動になり、ケアに入っていると、ご利用者さんからこんな風に言われたとか。

「あなたに介護されるのは不安なんだよね」。それはこれまでの10年を真っ向から否定されたと言っても過言ではない厳しいセリフでした。先輩の介護と何が違うのか? どうすれば安心してもらえるのか。そこで必要な介護技術とはどのようなものなのか。

中島さんは試行錯誤の末に「作業的介護」と「対話中心の介護」の違いに気づき、さらに猛特訓を重ね、てのひらで感じる力を磨いていきます。やがてご家族から「あなたの介護は人を活かす介護だね」と言われるまでになるのです。中島さん、最高!

介護は人を活かしもするし、殺しもする。

専門職・家族を問わず、ケアが生きる力を最大限に引き出すこともあれば、ケアの名のもとの生きる力を奪うこともある。介護のことを知れば知るほど、その両面があることを突き付けられます。

人を活かす介護とは何か。人を活かす介護を支える、介護技術とはどのようなものか。ぜひ、中島さんのプレゼンテーション聞いてください!(38分頃からはじまります)

また、「介護技術に遊ぶ会」に興味がある人がいらしたら、一緒に遊びましょう。2か月に1回ペースで、高田馬場でやってます!

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