オヒマナツリ
古ぼけた木箱から出したのは、瀬戸もののお雛様と大勢の人形たち。
お内裏様とお雛様、二人並んで仮装行列をご覧になっています。
秋峰さんのお雛様の記事で、「雨水」の日にお雛様を出すと知り、昨日早速ごそごそと引っ張り出しました。
実家に昔からある人形たち。嫁入り道具に潜りこませました。
でも、子育て等々どたばた生きていたせいか、節句の行事など見向きもしなかったのです。
それにしてもこの面々。
どういう消費者を見込んで作られたのかなぁ。
と、しばし考え込んでしまうくらい、アレレです。オモロです。
歌舞伎役者
日本舞踊みたいないで立ちの女性たち
おこさま2名
赤子を抱く尼君
角隠しの花嫁
なぜかサロメみたいな松井須磨子ふう
両脇を固めるのは特攻隊と思われる兵隊さんと
竜宮の乙姫様?…にしては庶民的だから侍女さん?
――― カオスです。
ひなまつりというよりは、人形供養という感じです。
お雛さまと愉快な仲間たち。
朕は、みなの者と共にあるぞ。
無礼講無礼講!
ここにぼんぼりやら、菱餅やら、桃の花やら、飾りたいけどやめました。
もともとないし。
もっと似合うのがありそうな。
日本昔話に出てきそうな枝ぶりの松。
きつねのお面。
三色団子。
紙芝居みたいな書割りの屏風。
想像して眺めています。
百均をうろついたら、何か見つかるかもしれないですね。