よくまあ走ったというお話
昨日、私の車が走行距離20万キロを達成しました!
13年ほど乗り回し、とうとう大台来ました!
いや~~、走ったもんだなぁ~~~(とーい目)
もう下部はボロボロで、あと2年ほどしたら買い替えを勧められています。でも同じような車でスロープ付きをまた買うのって、ちょっと厳しいなぁ。今くらいの大きさ(1500㏄)が楽なんだけど。
2年後くらいなら長男も施設での生活になっていると思うので
時々の自宅外泊用にスロープは必須としても、軽自動車にしようかな。
長男の好きな事はなかなか見つけにくくて、タイミングや日によっても変わります。機嫌が悪い時はすごく怒って、何も受け付けなくなり、ドタンバタンと騒ぎます。
でも唯一、絶対に喜んでくれるのがドライブ。
だから、まだ私が抱っこして動かせるような頃は、小一時間くらいの暇ができてしまうと、すぐドライブに出ていました。
まだ今の車の前の前。「トッポ」のシトラスイエローという色でした。
あの車はほんとに、大変な時期をともにしたな。
学校の帰りはほぼ毎日ドライブ。休日も午前午後と、お昼上がりしながらドライブ。体調不良で休んだ時も、ぐったりしてなきゃドライブ。
私も、ドライブに逃げていたという面もあります。何をしても気に入らないことが多かったから。それをなだめるのがあまりに大変だったから。
ガソリンどんだけ消費したんだろう(笑)
排ガス出しまくって、国道やあの道この道、ブイブイ走ってた(;^_^A
長男が思春期の頃、14,5歳くらいだったか。
ほとんど眠らなくなった時期があって、好きなビデオも飽きて、ドライブばかりという日々がありました。
アパートの1階に住んでいたので、暴れると騒音になるかなと(当時は気管切開しておらず、大きな声も出ていた)、逃げ出すようにドライブに出かけていました。
昼間は養護学校(今の特別支援学校)で過ごし、帰りはお迎えついでにドライブ。晩御飯のあとお風呂、就寝時間になるとグズグズ始まるから、散歩またはドライブ。夫が第一部。私はいろいろ片付けたり、当時赤んぼだった娘の世話、寝かしつけ、次男の宿題を見たりしてから、帰ってきた夫とバトンタッチしてドライブの第二部へ。
夫→私→夫…みたいなローテーションでやってました。
オムツ替えの時にちょっと帰って来て、グズグズ始まるまでそっとしておいて、あわよくば眠ってくれと…無駄でしたが(笑)
真夜中に深夜営業のGSで給油したこともあったなぁ。当時はセルフスタンドはあまりなくて、店員さんが来て車を拭いてくれたり、ゴミを引き取ってくれたり。支払いも手渡しで。
午前1時に、隣に子どもを乗っけている母親、ってどう見えるんだろうって、どぎまぎしたなぁ。
強い眠気がきて、広めの路肩を見つけてしばらく停車してると、ものの10分もしないうちに長男がバタバタし始める、ということもあって、夫も私も、よくまあ、事故にならなかったものだと思います。
夫が車の中でしばし眠っていたら(助手席の長男は起きている)、警察官の職務質問を受けたこともありました(笑)
夏が近づき窓を開けて走っていると、夜明けに鶏がコケコッコーと啼いている家を通り過ぎ、ああ、やっと帰れるという…今考えるとちょっと意味わかんないことしてました。
頭も体もふわふわしてる朝方、広い農道を運転していたら、空の東に太陽、西に月、という、なかなか詩的な天体ショーも観たりしました。
今考えると、春も夏も秋も、そして冬も、夜中走ってた記憶があるけど、まさか1年中やってたわけもないですよね。記憶がこんがらがって、どれだけの期間、そんな真夜中のドライブをしていたのか、はっきり思い出せません。ほんの数か月だったと思うんですが。
長男が発熱で主治医を受診した時、ほとんど寝なくて、と相談したら、看護師さんが「どうしたのー、どうして寝れないのかねぇ」と優しく長男に話しかけてくれて、途端に私の方がわっと泣いてしまったことがありました。
先生も「おかーさん、おれもさ、どうしようもなくて泣くことあるよ…あるよな」と、受け止めてくれました。結局、睡眠座薬を使って、なんとか、ドライブに出ないで済むようになって行きました。
最初から薬使えばよかったんだよね、と、夫と笑いましたが、その薬もちゃんとコントロールできるまでは、寝すぎたり体調くずしたりと、結構、大変なもんでした。
そのトッポでも、20万キロ走りました。
自動車学校の卒業のときに、必ず上映するあのリアルな事故映像を見て、
「私は絶対運転はしない。これは走る凶器だ。免許もらったけど絶対動かさない」
と、ココロに固く固く誓った、にもかかわらず、人一倍運転する運命だったんです。いやー、わからんもんですね。
ということで、なんかえらい長いお話になりましたけど、20万キロになったことから、いろいろ思い出が広がって書いてしまいました。
おつきあいありがとうございました<(_ _)>
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