成長期の痛み 踵(かかと)

コロナで自粛が続いており、ランニングをしている小学生もみかけます。運動選手の踵の痛みは珍しくないのですが、意外と小学生にも多いです。特に10歳前後。

 これは踵の骨にも成長線があり、繰り返しの踵接触動作などでストレスが加わり、成長線の部分で炎症が発生するものです。

踵骨骨端症とかシーバー(sever)病とか言われます。

痛みが強いときは足をひきずって受診する際もあります。

ただ、この疾患は無理すると手術が必要などの疾患ではないので、無理をしても問題ありません。一方で早く運動復帰したいのであれば、安静にし、しかるべき治療を受けることで早期回復を目指します。2週間もあれば8割の方は改善します。

コロナが明けて、運動再開する子供達も発症する機会が多いと思いますので、「怖くない」、「ちゃんと治る」ということを知っておくとだけでも親の方は気が楽になると思いますので、知っておくとお得かもしれません。

これが中学生、高校生になると疲労骨折や類骨腫がベースの疼痛のこともありますので、注意した方がよいでしょう。

以上、知っておくだけで良い情報でした。




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