僕の通っている駿台予備校では、4月から7月上旬が「前期」として扱われ、主に基礎固めをします。 そんな前期に僕が書いた日記のうち 誰に見られても問題ないと思われる部分を 抜粋、掲載します。 3月の鬱状態から段々立ち直ったり、また、凹んだりする様を見て楽しんで下さい
京都市の行政区のひとつ、山科
桜満開、春真ッ盛り。 30余年に渡る留年を経て、高校二年生に進級したぼく(全裸中年男性)は、今日も寝坊して、慌てて家を飛び出した。 朝の柔らかい日差しが通学路を照らし、風に乗って桜の花びらが舞っていた。 「アホ死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 朝から物騒な言葉が響く。 振り返ると、ちょっと生意気な幼なじみのヒロノブが奇声を発しながら走り寄ってきた。