日本の女性は男性から3歩下がってついていく
そんな人が望ましい。なんて言われてきました。
「男を(後から)立てる」とか「しおらしくする(控えめで従順)」なんて捉え方が多いのでしょうか…
その三歩という距離は、女性を【守る】意味が込められている。
男性の三歩(三尺)後ろを女性が歩く。
その意味は、敵に襲われた時のバックステップに必要な距離。
自分が抜いた刀を振った時に、女性を傷付けてしまわぬ距離を確保する為です。
風呂敷包は結ばない
「自分が戦い、連れを守る」が基本
荷物を、妻(や後輩、部下)に持ってもらうのにも訳がある。
「自分を狙った刺客に切られない」
その為に三歩下がって歩いてもらうのもそうですが、
妻が荷物を持つのは、夫が襲われた時に、
「妻が後ろから荷物を投げて援護する」
その距離を確保する為でもある。
風呂敷包みの端を持って相手に向けて放ると、目隠しにもなり自分の身を守ることができる。
自分達の身を守る為に、風呂敷包は結ばずに持って歩くのです。
剣術で集中力を磨く
『日本刀』を使って物を切るということ。
それは、とても緊張を要します。集中力なしには、柄(つか)に触れることさえままならない。
刀と向き合う=集中する時間
日常生活に、集中する時間が生まれることによって、数多くの仕事を瞬時に切り替え、同時進行することが可能になった。
『集中』の質があがった恩恵は、はかりしれない。
一期一会の心構え
いま切っている藁が最後の1本だ…
もしくはこの1本しかないのだと…
言い方を変えると、この機会は一期一会なのだという気持ちで向き合っていけば、集中力が高まって上手くいく。
常にこれが最後のひと振りという心構えで刀と向き合うことが重要だと、恩師が強く私に言い聞かせてくださった。
ちなみにこれはMy刀です。いい刀文(はもん)でしょ。
自身の刀を手に入れてから、上達の速度が格段に上がった。
ボクシンググローブもそうだし、道具の大切さをしみじみ感じます。