リレーエッセイ「都道府県」(連想#9)
高校以来の友人はじめくんと続けているリレーエッセイ。
バトンを受けた人が、前の執筆者のエッセイの内容から連想したキーワードをテーマとして、エッセイを書いていくという企画だ。
前回のはじめくんのエッセイのテーマは「シュール」だった。
すごい。形や共通概念がない、いわば形容詞的なワードをチョイスするあたり、読む前からどんな展開になるのかワクワクした。
はじめくんにとってシュールと思える様々な作品やコンテンツや出来事が並べられていて、その中から彼なりのシュールの定義を見出していく展開で、とても面白かった。
特に「ダリ」、バンド「有頂天」、「ポンキッキ」、「バカリズム」などのキーワードに共感する部分が多かった。
「有頂天」は、実は高校一年の時にはじめくんと友人のOくんがそろって好きと言うことで彼らから教えてもらい、バンドブームも相まってクラスメイト5人で有頂天コピーバンドを結成した、と言う懐かしい思い出がある。
熱心に練習を続け、高校三年の学園祭のステージで、全校生徒を前に演奏を披露したことも、輝かしい青春の1ページだ。
「バカリズム」も自分の中ではホットな存在だ。
元々彼の芸風は好きで、特にIPPONグランプリでは何度も優勝しているし、彼の回答には爆発力がありつい期待して注目してしまう。
そして近年は脚本家としてのバカリズムにも大いに関心を持っている。
今年日テレ系で放送していた「ブラッシュアップライフ」は本当に面白かった。
タイムトラベルの回でも書いたように、タイムリープもので何度も過去に戻り、自分の行動を変えることで未来を修正しようと試みる話だが、女友達同士の他愛もない会話や行動がリアルで、あるある感満載で大いに笑わせてもらった。
その流れで他の作品にも興味を持ち、「殺意の道程」もオンデマンドで視聴した。井浦新とバカリズムのW主演で、こちらも男同士の下心満載のくだらないやりとりや心のセリフが溢れていて素晴らしかった。
そんなわけで、次なるエッセイのテーマを考える上で「バカリズム」に関することで何か書けないか?と言う考えに至った。
そして思い浮かんだのが、彼の鉄板ネタ「都道府県の持ちかた」だ。
学校の先生役であるバカリズムが、都道府県に関する基本情報を真面目に生徒に教えた後に、「そして持つとしたら、こう」と持ち方を教える。
例えば青森県だったら、こう。
そんなことを考えて何気にネットを見てたらなんと書籍にもなっていると知り、思わずポチってしまった。。
と言うわけで、上記の青森県のキャプチャは実際に購入した本からの出典なのだが、まずその都道府県の人口、面積、産業、歴史などの基本情報やまめ知識の文章があり、ページをめくるとイラストでの持ち方指南という構成になっている。しっかり47都道府県分笑えるし、知識も定着するのでおすすめだ。
そんなこともあり、すっかり今回のテーマは「都道府県」に決まった。
さて、「都道府県」。僕と都道府県の関係で一体何が書けるだろう?
ちなみに僕は結構地理は得意だし、もちろん日本の都道府県は位置関係も含めて正確に言うことができる。年の功なのかも知れないけど。
時々テレビのクイズ番組で、若者が県名を知らなかったり、場所をまったく把握してなかったりする場面を観たことがあるが、あれは特殊なケースなのか?はたまた一般的なことなのだろうか?
幼少期から思い出してみると、結構日本全国の地域に、興味を持つきっかけはいろいろあったように思う。
テレビゲームが流行る前は、ボートゲームが主流で、僕は「日本特急旅行ゲーム」と言うのを持っていて、これで遊ぶのが好きだった。
プレイヤーそれぞれが、選んだ旅のプランに応じて、ボード上の全国8駅にマーカーを置く。東京駅を起点に、ルーレットを回して特急をうまく乗り継ぎながら、全部回収していく。一番早くまた東京に戻ってきたプレイヤーが勝ち。。と言う内容だったと思う。
これで日本の地域、大都市の駅名などがインプットされたような気がする。
日本地図のジグソーパズルも持っていた。今どきは一度完成させたら糊で固めて飾る場合も多いと思うが、結構なピース数がありながらも、僕は完成させては崩してを繰り返しながら何度も遊んでいた。
各地の県名と共に名産品もイラストで載っていたので、これで日本の地形や都道府県名、各地の特色などを学んでいったように思う。
そういえば、日本地図のハンカチと弁当包みも持っていたし、家には日本地図を貼っていたことを思い出した。
意識していなかったけど、僕は結構都道府県好きだったようだ。
都道府県といえば、日本の旧国名も興味深い。
武蔵、上総、相模、甲斐、信濃、三河、尾張、越後、近江、大和、但馬、出雲、長門、肥後、薩摩。。
など、古くは飛鳥時代から、明治になっての廃藩置県まで、1100年以上もずっと変わらず存在していた行政区分で、今の都道府県の県境にも色濃く影響を残している。
今の県名よりもかっこいい音の響きが多く、中学生・高校生の頃には興味を持って調べていたので(もちろんインターネットがない時代なので、歴史本や、国語辞書の巻末資料で)、大体の旧国名は知っていると思う。
はるか古代の日本人にとって、日本列島は計り知れないほど広大な国土だっただろうに、現代からしても合理的な地理的・行政的区分をすでに確立していたあたり、日本人として長い歴史をもつ国家を誇らしく思う。
と言う諸々の経験や興味が影響しているのか、以前から僕は日本国内の旅行に行く際も、結構下調べをしたり、土地の風土や産業に興味を持って現地を堪能してきたように思う。
ちなみに家族を持って、娘が生まれてからは、各地に行った際にはハローキティのストラップ「ご当地キティ根付け」と言うものを買ってきていた。
鬼滅の刃が流行り出した頃から、鬼滅の刃ストラップにその座を奪われ、今では見かけなくなってしまい非常に残念なのだが、それまでは家族で地方に行くたびに自分たちへのお土産として集め続けていた。これもその土地土地を堪能する心の現れかもしれない。
集めたご当地キティはこんな感じ。
趣味で毎日弾く電子ピアノの前に飾っているので、毎回目に入るし、各地の特色がよく出ていて、楽しかった旅の記憶をはっきり思い出をすことができて良い。
さてさて、それにしても都道府県についての文章を書くとして、相変わらずどういった切り口が良いか悩ましい。
47都道府県の一つ一つについて、思い出や想いを書いていったら、膨大になりすぎてキリがない。
そこで、日本を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8つに分けて、それぞれについて印象的な、もしくは楽しかったエピソードを語ってみたい。その中で各県のおすすめの場所やローカルフードについても短く語っていければと思う。
本題に入る前に、以前知人に教えてもらった「経県値」と言うサイトを使って、まずは僕の具体的な各県への訪問記録をみなさんにも紹介しよう。僕の旅の経験の基本情報を知っていただいた上で、文章を読んでいただいた方が伝わりやすそうにも思う。
「経県値」と言う面白いネーミングのサイトはこちらだ。
アクセスするとまず日本の都道府県の白地図がある。
そしてその下に各都道府県のリストが並んでいて、自分の訪問経験を以下の区分で回答していく。
居住 (住んだ) 5点(ピンク)
宿泊 (泊まった) 4点(赤)
訪問 (歩いた) 3点 (黄)
接地 (降り立った) 2点(黄緑)
通過 (通過した) 1点(水色)
未踏 (行ってない) 0点(白)
最後に「計算」ボタンをクリックして、、出来上がった僕の経県値がこちら。こんな感じで日本地図が色分けされて表示されるので一目瞭然だ。
経県値157点。
満点は全て居住の5 x 47 =235なので、それと比べてしまうと少ないように感じるが、さすがにすべて居住する必要性はなく、宿泊訪問を前提に考えると4 x 47 = 188だから、157点はまあまあ高い得点なのではないだろうか?
そして、西日本を中心に未訪問の県が8県(島根県、山口県、高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県)。
それもそのはずで、僕は十数年前まで関東に住んでいて、それ以前は大阪府以西はほとんど行ったことがなかったのだ。
大阪府以西で色がついている県は、ほとんどが兵庫県に住み始めてその後の「経県」ということになる。
居住した県は、出身地である東京都と、結婚後に住み始めた神奈川県、そして現在の兵庫県の3県。
訪問したが宿泊していないのは、富山県と徳島県の2県だけだ。
自覚はなかったが、そのほかの34県は、訪問して宿泊もしたらしい。
今まで数なんて数えたことがなかったので、こうして色分けして数値も見ると、我ながら結構多いなと感じる。
入力をする作業自体、1県1県の旅行や宿泊の記憶を辿りながら行うので、思い出しとして楽しい作業だった。また、今まで曖昧だった訪問県数や未訪問県数が視覚化されることで、残りの人生での旅行計画も立てやすく、モチベーションが上がってくる。
みなさんも是非お試しいただきたい。
では、北の北海道から、南下していく形で語っていこう。
県名は太字で表すとして、最終的に47都道府県すべてについてコメントできれば嬉しく思う。
●北海道地方 (北海道:1県)
北海道といえば、なんと言っても大学時代に熱気球のサークルで毎年夏に2週間ほど訪れて、道東の熱気球の大会に参加していたのが思い出深い。
上空1500mの高さから、釧路湿原、根室半島、知床半島といった広大な景色を遠くまで眺めた経験は忘れられない。
そして夜の満天の星空、秘境の温泉巡り、美しい湖の数々、カニやウニなど美味しく豊かな海産物。。全て素晴らしく大切な思い出だ。
おすすめのスポットは、オンネトーの青い湖面、地平線が360度見渡せる道東の多和平展望台、富良野のラベンダー畑、秘湯の温泉カムイワッカ湯の滝、知床五湖、、だめだ、北海道の自然が好きすぎて紹介しきれない。
とにかく夏の北海道は涼しくて最高だ。
食べ物のおすすめは毛ガニ、ズワイガニ、ウニ、焼きとうもろこし、硫黄山のソフトクリーム。
ちなみに、熱気球大会後の打ち上げ後、他の大学のコたちとハメを外しすぎて夜明けのドライブに行き、山奥で車ごと崖から落ちた、、という九死に一生体験もしたが、今となっては笑い話だ。
●東北地方 (青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県:6県)
東北で一番の思い出は、やはり大学時代に休みを利用して、冒頭にも登場した友人Oくんと東北全県制覇の車の旅を敢行したことだ。
初めて宮城県、岩手県、青森県、秋田県も訪れ、昼はめいっぱい観光地めぐりをした。
インターネットやスマホもない時代なので、毎日暗くなる前に、辿り着いた町で宿を探すのだが、小さい町すぎて宿がなかったり、満室だったりでまた隣町に移動しなければならない綱渡りのスリリングな旅だった。
宮城松島の島々、岩手三陸海岸の断崖絶壁や、青森の奥入瀬渓谷の清流、秋田の田沢湖の美しい湖面といった数々の絶景を楽しんだ。岩手の猊鼻渓舟下りや平泉の中尊寺も素晴らしかった。
もちろんその旅で、山形県にも行って、松尾芭蕉が詠んだ「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」で有名な山寺などを楽しんだ。
しかし、山形といえば小学生の時に参加した、子供たち大勢が親元を離れて自然体験活動をする、とある公益財団のキャンププログラムに参加させてもらったことが印象深い。
蔵王の廃校となった元小学校の建物に数日、地元の民家に数日ホームステイさせてもらったが、自分より大きなお兄さん、お姉さんに混じって肝試しをしたことや、最終日のキャンプファイヤーで坂本九の「若者たち」をみんなで歌い、別れが寂しすぎて大泣きしてしまったことなどが思い出深い。
そうそう、夜のゲンジボタルの群れの輝きが最高だった。
福島県に関しては、僕の奥さんの出身県なので、僕も第二の故郷と言っていいほど何度も行っている。
裏磐梯にある五色沼湖沼群と、食べ物だとあまり全国的ではないが、鶏ガラしょうゆ味で平打ちちぢれ麺の白河ラーメンがおすすめだ。
●関東地方 (茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県:7県)
関東地方。自分の出身地域なのでどの思い出を語るかが迷うが、大学のサークルで、熱気球サークル以外に美術系サークルにも入っていて、関東を中心に夏合宿、冬合宿など大勢で楽しんだことが思い出深いので書いてみよう。
群馬県のみなかみにあるたくみの里では、いろいろな工芸体験ができて、のどかな里山の古民家を巡りながら、それぞれ思い思いに和紙の紙漉き体験や竹細工に挑戦したりして興味深かった。もちろん水上(みなかみ)温泉も最高だった。
茨城県の笠間では、陶芸の笠間焼に挑戦した後、なぜか広い芝生の公園でみんなで だるまさんが転んだ をして遊んだ。
神奈川県の箱根では美しい自然と温泉を堪能して、箱根彫刻の森でアートな感性を磨いた。
千葉県の白浜での合宿の時は、確か横浜からフェリーで館山に渡った。夜中に何人かでホテルを抜け出し、深夜の野島崎の岩場で、荒波が岩にぶつかる音を聞きながら明け方まで語り合った。(もやは美術関係なし。苦笑)
東京都については、結婚するまでの二十数年住んでいたので、もういろいろな記憶がありすぎて何を書けばいいやらわからない。
幼少の頃、母親がハイキング好きだったこともあり一緒に連れられて、高尾山や陣馬山、さらには景信山や城山など、子供ながらによく長い山道を歩いたこともよく覚えている。
栃木県は、福島にいった際に隣の県で近いので、那須高原によく行く。小さな美術館が多いし、おしゃれなカフェやショップも多いので是非訪れてみて欲しい。
だが、なんといっても僕の1番のおすすめは「那須アルパカ牧場」だ。
そこからさらに山を登っての「那須どうぶつ王国」と合わせて、是非チェックしてみて欲しい。
既出の県以外だと、埼玉県は観光というより、知り合いの家に遊びに行ったり、用事があって行ったりという感じだ。
そんな中、たまたま年の瀬に大宮に行ったところ、神社の境内でものすごく大規模なお祭りのような催しがやっていた。「大宮氷川神社の十日市」と言うらしい。縁起物の大きな熊手が売っている。一見の価値ありだ。
関東でおすすめの食べ物は、、あまり思いつかないが、関西では横浜家系ラーメンの店が少ないので、時々無性に食べたくなる。
●中部地方 (新潟県・石川県・富山県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県:9県)
母方の祖母が新潟県の上越だったので、小学生の頃は毎年夏休みの間、3つ下の弟とともにずっと祖母の家に預けられていた。
父も母も働いていたので、昼間の面倒が見きれなかったからだそうだ。
けど、僕としてはこのイベントが毎年楽しみで、毎日同居の従兄弟たちと一緒に近くの日本海のビーチに遊びに行っていた。
おすすめのお土産は、笹だんご。
幼少期の夏休みといえば、家族で長野県の野尻湖のバンガローで一泊したこともあった。周辺の花畑やナウマンゾウの化石発掘の解説など何故かよく覚えている。懐かしい家族旅行の思い出である。
家族旅行では、山梨県の山中湖近くのコテージに泊まったのも印象深い。母の務めていた印刷会社の福利厚生か何かで安く借りられたそうで、施設も良かったが、なんといっても山中湖をはじめとする富士五湖と富士山の写真映えする美しい景色や、忍野八海の透き通る湧水など、本当に自然が美しい地域だった。ブドウをはじめフルーツ狩りも盛んなので、行っていない方には是非おすすめしたい。
幼少期の家族旅行であと一つ、、実は富山県もいっているはずなのだが、どの町だったのか?宿泊したのか?が不明で、「経県値」では「訪問」扱いの黄色になっている。この中途半端な状態はよろしくないし、僕の敬愛する藤子不二雄先生たちの故郷なので、将来きっと宿泊旅行を計画したいと思っている。
そのお隣の石川県は、数年前、奥さんと娘と一緒に列車で金沢まで行き、金沢城や兼六園を楽しんだ。近江市場で食べたのどぐろのお寿司がおいしかった。
そのまたお隣の福井県は、京都の舞鶴から車で湾岸沿いを走り、敦賀で一泊したこともある。今年に入って50手前にして人生発スノーボードをしたのも福井(スキージャム勝山)だ。すごく難しかったけど、1日で基本の滑りはできるようになれて本当に楽しかった。
その南の岐阜県は、ついこの前のゴールデンウイークに母親も誘って観光してきた。金華山山頂の岐阜城は、天守閣からの眺めが最高だった。
そして、うだつの上がる町並み美濃市の古い街並みがとても美しかった。
その中にある美濃和紙あかりアート館もとても美しいので、訪れた際には是非有料エリアにも入って実感して欲しい。
さらにその南の愛知県。今は妹と母が住んでいるので、時々訪問している。
なんといっても名古屋城が有名だが、自分としての1番のおすすめスポットは名古屋港水族館だ。大きな水槽やプールが多く、魚たちにとっても過ごしやすい環境だし、広大な館内は、一日いても時間が足りないくらいに思う。食べ物は、みそかつ。
そして最後に残ってしまったが、静岡県も見所が多い。
東部だけでも、熱海や伊東、伊豆、沼津などいろいろ良い旅をしてきた。「熱川バナナワニ園」と言う変わった名前の施設も、多くのワニを間近に見れてお勧めだ。
西部では、浜名湖と「うなぎパイ」がおすすめ。
●近畿地方 (三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県:7県)
三重県は、結婚前に珍しく母と2人で旅行した。伊勢志摩の答志島への船での移動は、眺めも海風も最高だった。そしてなんといっても伊勢神宮。広すぎて一部しか周れなかったが、次回はもっとじっくり訪れたい。鳥羽水族館も是非訪れたい。お土産は「赤福」が有名。
さて、ここまで多く記述したけれどまだ半分程度なので、兵庫に居住してから十数年間の経験を中心に、スピードアップして手短にコメントしていきたい。
兵庫県。住んでいて詳しいのでおすすめスポットはたくさんある。神戸のハーバランド、六甲山山頂からの大阪を見渡す眺め、摩耶山からの夜景、明石海峡大橋、淡路島、丹波篠山の篠山城、天空の城竹田城、城崎温泉、竹野海岸、世界遺産姫路城、赤穂浪士の赤穂城跡、、、食べ物は神戸ビーフが有名だが、実は高級すぎて食べたことがない。。牡蠣も美味しい。
職場は大阪府だが、いろいろ区があるのに未だによく把握していない。
有名な食べ物はやはりたこ焼き、お好み焼きといった粉もんで、時々関西以外から知人が来たり、交流のあった外国人が日本に来ると粉もんのお店でおもてなししたりしている。
京都・奈良は、中・高の修学旅行でも来ていたが、あらためて有名どころは観光しなおしている。
京都府は、京都の八坂神社〜円山公園〜高台寺〜二年坂・三年坂〜清水寺のコースが特に好きだし、哲学の道〜銀閣寺、嵐山〜嵯峨野、金閣寺など本当に魅力的な観光名所が多い。祇園で食べた本格的な懐石料理も絶品だった。
関西に住み始めて以降、初めて行ったのが宇治の平等院や、日本海側の天橋立だ。
ちなみに「あまのはしだて」と読むが、関東者の僕には最初読めず、てんきょうりつ?かと思ってしまった。関西以外の人のために、天橋立をPRするポスターにはふりがなをつけることを提案する。
奈良県は、東大寺、奈良公園、法隆寺といった有名どころも再度観光してやはり素晴らしかったが、初めて行った明日香村の石舞台古墳や、飛鳥歴史公園内のキトラ古墳壁画も古代のロマンを感じて感動した。奈良県立万葉文化館もおすすめだ。
和歌山県のおすすめは、パンダがいっぱいいるアドベンチャーワールド、白浜の白い砂浜、意外と面白かった白浜エネルギーランドと、海産物いっぱいの、とれとれ市場だ。みかんや梅が有名。
滋賀県は、元々琵琶湖がほぼ半分くらい占めると思っていたが、実際は6分の1だけらしい。意外。。湖西の近江舞子という所の湖畔のホテルで泊まり、対岸の見えない琵琶湖の巨大さを思い知った。帰りには比叡山延暦寺にも寄り興味深かった。彦根城や、ちはやふるの舞台にもなった近江神宮、近江勧学館もおすすめ。
●中国地方 (鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県:5県)
兵庫のお隣、岡山県。晴れの国で有名で、観光で訪れた際もずっと晴れていた。おすすめスポットは、牛窓オリーブ園の展望台からの瀬戸内海の景色、備前市立備前焼ミュージアム、岡山城と後楽園、そして倉敷の美観地区。
美観地区は、川沿いに白壁の街並みが続き、おしゃれでレトロなショップも多く楽しかった。キャンディ♡キャンディのいがらしゆみこ美術館も是非訪れて欲しい。
広島県。前の会社でよく広島市に出張で行っていた。原爆ドームは意外と小さくて驚いた。広島市民の足、路面電車は今でも大活躍している。
個人的には、世界遺産 嚴島神社には行ったことがなくて、次回は必ず行きたいと思っている。
坂で有名な尾道市にも行って、千光寺山ロープウェイも楽しんだ。けれど、、急坂と言ったら神戸市の方が上を行っているように思ってしまった。
うさぎの島、大久野島というのもあり、多くのうさぎに癒されるのでおすすめだ。
鳥取県は、なんと言っても鳥取砂丘が有名だ。正直、想像したほどの面積ではなかった。けれどこれがまた風の強い日に行ってしまい、目は開けられないわ砂が当たって痛いわで結構辛い体験をしてしまった。。
近くの砂の美術館は、世界の建築物や彫像を砂だけでリアルに再現していて、迫力があり素晴らしかった。
そして名探偵コナンの作者の故郷、北栄町にある青山剛昌ふるさと館がとても良かった。資料点数、生原稿数がハンパない。コナン好きには是非訪れて欲しい。
本当は、水木しげる先生も大好きなので、境港市の水木しげる記念館にもいつか行きたいと思っている。
そのお隣島根県は、未訪問である。やはり有名な出雲大社にはいつか足を運びたい。
そして本州最西端、山口県も未踏の地だ。秋吉台には是非行ってみたい。緑の丘のところどころから顔を出している白い岩。なぜあんな地形が生まれたのか?興味深い。
●四国地方 (徳島県・香川県・愛媛県・高知県:4県)
関西に越してきて、四国にも行きやすくなった。明石海峡大橋を渡り、淡路島を縦断して、さらに大鳴門橋を渡ると四国上陸!初めて渡った時は感動した。
初の四国上陸の地は、徳島県だった。街の中心に小山があり、眉山ロープウェイでのぼって眺める街の風景が素晴らしかった。阿波おどり会館も面白かったが、阿波おどりのお祭りには行った事がなく、いつか宿泊で行ってみたい。
他のおすすめは、徳島ラーメン、ひょうたん島クルーズ、鳴門の渦潮、、そしてなんと言っても大塚国際美術館!全てレプリカだが、実物大の世界の有名絵画が揃っていて圧巻だ。1日見て回っても時間が足りないくらいの作品数なので、かなり時間に余裕を持って訪れてほしい。
香川県はなんと言っても腰のある讃岐うどんが有名だ。宿泊した事はない、、と思っていたが、小豆島は香川県に属している事がわかり、宿泊済みだった。小豆島は大好きな映画「八日目の蝉」のロケ地なので、聖地巡礼的なこともやった。中山農村歌舞伎舞台、重岩からの絶景、寒霞渓。。他にもエンジェルロード、二十四の瞳映画村、小豆島醤油がおすすめ。
愛媛県。有名な道後温泉本館は趣があり、湯も心地よかった。そして松山城の美しい城郭と眺望。何気なく寄った宇和海展望タワーも素晴らしい眺めで気に入った。
そして、四国で唯一行っていないのが高知県。車で行くのはなかなか遠すぎて断念してしていた。けれど今はNHK朝ドラ「らんまん」で大注目だし、僕も牧野富太郎氏の生涯に興味があるので、いつか高知県立牧野植物園を訪問し、夜は美味しいカツオと地酒で舌鼓を打ちたいと思っている。
●九州地方 (福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県:8県)
さて、いよいよ最後の地方だ。あっさり書くと言いつつ、おすすめしたいものはついつい書き過ぎてしまう。でも大丈夫。九州はまだ未訪問の県の方が多くて、書けることが少ない。もう少し我慢してお付き合い願いたい。
福岡県は、観光と出張で行った。一番に思い浮かべるのが博多ラーメンで、豚骨濃厚スープに、細麺の組み合わせは日本全国で人気だ。
観光で行ったところは少ないが、気に入った場所は、福岡タワー、キャナルシティ博多だ。
鹿児島県は、子供が生まれる前に観光に行った。鹿児島空港に降り立ち、レンタカーを借りて、砂蒸し風呂、指宿温泉、鹿児島市、霧島温泉を旅したのをよく覚えている。どこも素敵な場所だった。
そして薩摩富士と呼ばれる綺麗な山(開聞岳)がありその山麓の自然公園も熱帯の植物が多く生い茂り、心地よい場所だった。
さて、ここからは、九州の未訪問の県について、個人的な憧れを交えてまとめて語りたい。
佐賀県、、実は個人的に一番知識を持っていない。はなわの歌「佐賀県」に出てくる歌詞のことくらいしか知らない。。なのでいつか訪問して魅力を発見したい。
長崎県。九十九島が美しいと聞いているので、是非行きたい。ハウステンボスも行きたい。前回のNHK朝ドラ「舞いあがれ!」で何度か登場した大瀬埼灯台も行ってみたい。
大分県では別府温泉で湯めぐりをしながらゆっくりくつろぎたい。
宮崎県のイメージは、、太陽に恵まれた温暖な気候。なのできれいなビーチを楽しみたい。
熊本県では、熊本城、阿蘇山を訪問したいと思っている。
さて、いよいよ最後の県、沖縄県について語りたい。
実はスキューバダイビングとスノーケリングが好きなので、沖縄には海を楽しむ目的で何度も行っている。
沖縄本島だけではなく、石垣島や竹富島、黒島、渡嘉敷島なども訪問した。どこまでも透明の海は、カラフルな珊瑚や魚たちも豊富で、マスクとスノーケルをつけたまま、何時間でも眺めていたい美しさだ。
石垣島のダイビングスポット、マンタスクランブルでは同時に4匹のマンタに遭遇し、間近で観察する事ができた。
沖縄も好きなものを挙げたらキリがない、、けど、ランダムに思いついたワードを書いていこう。
竹富島の水牛車、レンタサイクルで行くコンドイビーチ、赤瓦の集落、沖縄そば、そうめんチャンプルー、石垣島の満天の星空、サビチ洞、米原ビーチ、伊計ビーチ、瀬底ビーチ、古宇利ビーチ。ヤンバルクイナ、美ら海水族館、那覇国際通り、青の洞窟、沖縄こどもの国(動物園)、美浜アメリカンビレッジ、勝連城跡、、やはり絞るのが難しい。
車でないと沖縄の素晴らしさは堪能できないので、是非那覇を拠点に長めに滞在して、いろいろなスポットを巡って欲しい。
さて、これで47都道府県、全ての名前を挙げることができたと思う。
各県に対する自分なりの想いやおすすめを交えて短めに紹介したつもりだが、やはり結果ボリューミーになってしまった。
書いていて思ったのが、やはり積極的に旅を楽しむ心が大事だと思う。
楽しむ気持ちがあれば、移動を面倒に思う気持ちも無く、ワクワクして新しい発見ばかりだ。何より人生の知識と経験として自分の記憶に定着する。
今回あらためて僕は旅行が好きだと感じる機会になった。
先日、僕のアクティブな叔母も、70歳過ぎにして和歌山県に遊びに行ってきて「これで日本全県制覇した」と言っていた。僕もここまできたら全県制覇を目指したいし、十分実現可能だと思っている。
実は僕の夢は日本だけでなく、世界5大陸(ヨーロッパ・アジア含むユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸を全て旅行することだ。
そのためにも英語のスキルアップを日々頑張っている。
思わず最後に夢も語ってしまい、過去1番の文章量になってしまった。
読んでくれた読者の方には感謝を伝えたい。
というわけで、次回のバトンも友人のはじめくんに渡します。どうかよろしく。