(感想)映画「ラブ&モンスターズ」を観て
先日Netflixで映画「ラブ&モンスターズ」を観て、とてもスッキリ後味のいい、みんなにおすすめできる映画だなと思って感想を書いてみることにしました。
以前は自分のブログに映画や書籍の感想を書いていましたが、noteに感想を書くのはこれが初めてで、今後は感想系はこちらに書いていこうと思います。
多少のネタバレを含むのでご注意を。
あらすじ
地球への隕石落下の危機を、世界は大量のミサイルで撃ち落とし回避したが、発生した化学成分によって世界中の動物、昆虫が巨大モンスター化!モンスターたちに捕食され、人類の95%は死滅。生き延びた人々は各地の地下奥深く、コロニーと呼ばれる空間で生活を始めた。それから7年後、、意気地なしのジョエルは、ある日元ガールフレンドのエイミーが、135キロ離れた別のコロニーに生存しているのを無線によって知る。「彼女に会いたい!」彼はモンスターたちの巣食う地上に出て、彼女の元に向かうことを決意する。
良かったところ
軽い気持ちで観始めたものの、まず興味深い世界観が冒頭で紹介され、一気に作品に引き込まれます。全体のストーリー構成も、気持ち悪いけど美しさもある映像も、そして出てくる個性的な登場人物たちもそれぞれ味わい深く、一つ一つを紹介したいと思います。
ストーリー
作りはいわゆる「神話の法則」に当てはまる、典型的な主人公の成長物語です。ドラえもんで例えるなら、主人公のジョエルは弱虫な「のび太」。そんな彼が愛のために、誰も決して出歩かない地上を旅して離れた彼女の元に向かうので、とても応援したくなります。当然彼は命の危機を迎えることになりますが、そこでサバイバル術に長けた者たちに出会い、生き抜く術を学んでいく。そして幾度の危機をくぐり抜けながら逞しく、自信を持って成長していく姿がとても共感できます。目的もハッキリしているし、絶体絶命のシーンの合間にほっこり落ち着く場面もあったりして、素晴らしいシナリオだと思いました。
映像
そしてこのモンスターたちの描写が、めちゃめちゃグロい!目や手足がいっぱいあったりしてその姿自身も恐ろしいのですが、なんと言っても全体的にねばねば、ねちょねちょ系で直視できないくらいです。でもそれと対極に彼らの住む地上の世界は美しい。。人類のいなくなった地上は浄化されて大自然が広がっています。
キャラクター
主人公ジョエルは、臆病なのび太でも、熱い思いを持っていてビビりながらも立ち向かっていく姿をうまく演じていました。そして旅の相棒として犬が登場するのも良い!また、元ガールフレンド、エイミー役のジェシカ・ヘンウィックさんもすごく魅力的でした。恥ずかしながらこの作品で知ったのですが、女性的過ぎず、逞しく意思のある表情と演技が、こういった冒険もの映画にぴったりでした。顔もアジア系が入っているので日本人好みです。
話が脱線してしまいますが、ちょうど翌日に、劇場で「マトリックス レザレクションズ」を観て、彼女がニューヒロインだったで驚きでした。そちらでも前日に見た通りのアクションもできるワイルドでエネルギッシュな役柄を演じていたので今後も注目したいと思います。
まとめ
Netflixでしか観れませんが、まとまりがよく、ラストも今後の世界に希望が持てる後味の良い作品ですので是非おすすめです。書いたように、冒険、SF、スプラッター、ラブロマンス、アクション、ハートウォーミングと色々な要素が詰まっているのですが、無理なく自然に融合していて、とても充実した時間が過ごせると思います。
これからも時々気に入った作品を、映画だけではなくマンガや書籍も含めて紹介していければと思っています。
読んでいただいてありがとうございました!