現状のAI翻訳の限界…
どうも、「翻訳家」のbuTTerfly_eFFectです。
WOMANのライナーノーツが終わってから書こうとも思ったのですが…あまりにも目に余ったので、紹介させてください。
とあるご依頼でAI翻訳で出した翻訳の校正を担当させていただいたのですが…
人称代名詞がバラバラ
「え、人称代名詞って何?」
とお思いの方、簡単に言うと、”I / My / Me"とか"You / Your / You" のことです。
「なーんだ、それくらい猿でも翻訳できるでしょ」
とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが…
…
残念ながら様々なAI翻訳で同一の文章を翻訳しても
”I / My / Me"や"You / Your / You"が示す人の
「性別」
までは文脈からは判別してくれないんです。
「それくらいなら直せるからいいよ」
とも思いますよね。でも、意外と文脈でこれが判断できないと長文だと生合成が取れずに、
「あれ?なんかおかしくね?」
となることもしばしば(まあ、歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』みたいな大どんでん返し系の小説や昨今のジェンダーレスな文章ならむしろその方がいいのかも知れませんが…)。
専門家の意見なども見ていても、現状は(あくまでも、現状、ですが。)
「人間が書いた「感情」や「情緒」、文脈から判断しかねる不確定な情報の処理はまだ難しい」
とのことです。
事実、私のリピーターのお客様から頂く文章も、毎回どこかフィクショナルでファンタシーな文章が多い方もいらっしゃいますので、
まだまだ私達翻訳家は必要と言うことですね!
と言うわけで、長文になればなるほど、AI翻訳はまだまだ難しいとの見解でした。
これからもプロフェッショナルな翻訳家として、buTTerfly_eFFect独自の基準
「Proper(適切)」
で、
「Accurate(正確)」
はもちろんのこと、
シーンや時代背景に合った
「Timely(タイムリー)」
であって、当然
「High Quality(質の高い)」
「PATH」
を皆様にご提供させていただきます。
そんな翻訳をお求めの方は用途に合わせて直販でお受けしておりますのでお気軽にご依頼くださいませ!
もちろん、以下各プラットフォームで用意しております。
いつの日か、T-800みたいに筋肉ムキムキのAIロボットが誕生して私達翻訳家が
"Hasta la vista, baby(ダダダダダッ!!!)"
って消される日が、どうかきませんように…。
それでは、また!
Seeya!