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念願の同人便箋作り

とうとうやっちゃいました。同人便箋の印刷。

なぜSNSが主流のこんなご時世に便箋作り?と思われるのが普通かと思います。振り返ると、まあまあそれなりの理由があったかもしれません。

自分が友人に手紙を書く時に、なんか市販の便箋じゃ物足りねえな…と感じたのがきっかけというか、文通好きの身内に影響されたのか、はたまた、昔から、”偉人=よく手紙を書く筆まめな人物”と刷り込まれていて、手紙を書くこと自体に憧れを抱いていたのか、若しくは友人との間で、サムライの真似をして果たし状という名の文通をしたのが印象的だったのか、まあとにかく、便箋というものは僕にとって身近な存在であり、一度自分で刷ってみたかったのです。

便箋の題材はいくつかあったのですが、知り合いとよく話すキングダムを今回は描いてみることにしました。以下、実際に刷った4種を並べてみます。


①政と玉座

咸陽の城にある玉座に、重苦しい表情で座っている政が印象的だったのもあって、まずはあのゴテゴテした玉座を描いてみよう!ってことで、アニメ見ながら適当に真似して描きました。なんちゃって玉座です。優秀なフリー素材も使わせて頂きました。(感謝)

◆仕様ひとつめは、オリンパスクラフトに黒紅というインクの単色刷りです。(おたクラブさん製)

全体像はこんな感じ


政のアップ


クラフト紙は単色印刷でもそれなりに映えるのが良いところですね。デジタルオフセットという印刷なんですが、テカリもなく、とても綺麗に印刷されています。そしてクラフト紙が厚くてしっかりしている。人物以外の描き込みを多くしたので、ちょっと上品に作れたのでは?とか思ったり思わなかったり。

◆仕様ふたつめは、煌びやかに、5色メタルグラデ刷り(のりまつ印刷さん製)

実際の写真がこちら


とても綺麗に刷って頂きました。5色グラデなんて、ちょっと派手過ぎるかな…という心配は杞憂に終わりました。上品にできたな~と満足です。ベタの面積を多めにしてみたので、メタル感がマシマシ。



②デフォルメ便箋

次に作りたかったのが、正方形便箋。所謂、B5の2/3サイズ変形断裁便箋です。題材は、信/政/羌瘣/貂の4人。

◆仕様ひとつめのデータはこんな感じ。

元気な水色のインク


同人便箋というのは、ネタなのか何なのか、書くところが少ないものが多く出回っているみたいですが、僕は文字をメインに据えているので、イラスト部分の主張は控えめにして書くところをたっぷり設けています。
こちらはおたクラブさん製。モンテルキアという紙にシアン単色刷り。

B5サイズで刷ってもらって、それを自力で断裁して疑似正方形にします。カッターで切ったところがガタガタになるんじゃないか…と不安だったのですが、いざ自家裁断してみたら、案外綺麗で安心しました。

◆仕様ふたつめは5色メタルグラデ(のりまつ印刷さん製)

実際の写真がこちら

メタルグラデで刷るというのはあらかじめ決めておいたので、メタル感が出るようにベタ多めです。



③一筆箋

B5から正方形便箋を切り出したときに余りとして出てくるのが、一筆箋(B5の1/3サイズ)。パワーが余りまくっている騎馬状態の信を描きました。こちらも仕様が二種類あります。

ぬいぐるみみたいな馬wって言われた…w


実際の写真がこちら

こちらの一筆箋は、BOOTHでキングダムグッズをご購入頂いた方に、おまけとして付けるために印刷してみました。


④おためしで刷ったフルカラー便箋

おためしでフルカラーだと?!…と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、印刷通販だと最近はお安く刷れるんですよね。データ入稿もお手軽だし、支払いも簡単。軽率に刷ってみたくなりますね。
とりあえず、試験的に過去に描いたイラストを便箋にしてみたわけです。

CMYKだけど綺麗に印刷して頂けました。サイズはA5

お世話になったのは、グラフィックさん。白上質紙×フルカラーで何か刷りたいとき、今後もグラフィックさんにお願いする予定でいます。


以上、便箋制作レポートでした。
現在、BOOTHに出品する準備をしています。ご縁がございましたら、よろしくお願い致します!