私とテン大おかたづけ部のこと
今日は、私の活動に大きな影響と自信をくれた、「テン大おかたづけ部」のことを書こうと思う。
テン大おかたづけ部は、福岡の学びのコミュニティ「福岡テンジン大学」(通称テン大)のサークル活動のひとつとして登録されている。
2020年10月で2周年を迎えたところだ。
▶テン大のこと
▶おかたづけ部のこと
そもそもこの活動のきっかけには、僭越ながら私が「先生」として登壇させていただいたテン大の授業がある。
「ひとりでは取り組みにくいおかたづけを続けていくために、みんなで励まし合っていこうよ」という気持ちで発足させた。
この授業レポート、とても素敵にまとめていただいているのでぜひ読んでほしい~m(__)m
私はおかたづけの有資格者ではあるけれど、おかたづけ部では先生として「教える」スタンスでなく、一参加者としてみんなと一緒におかたづけを進めていくスタンスでスタートした。
…が、正直、1年目はそうもいかなかった。
コミュニティをいかにして「盛り上げる」かとか、メンバーにいかにして「自主的に参加してもらう」かとか、どうしたら「楽しんでもらえる」かとか、運営に一生懸命になりすぎて、自分のおかたづけどころではなかった。
結構いろいろな企画もした。
おかたづけするだけじゃなく、コラージュワークショップをやってみたり、カラー&クローゼットセミナーに参加したり、幅広く「暮らしを豊かにする活動」をやってみたりした。
本業(当時公務員)はルーチン業務が多く、まさか自分が企画をしたり場をつくったりすることに喜びを覚えるなんて思ってもいなかった…
おかたづけ部は、新しいチャレンジをさせてもらえる場にもなっていた気がする。
空回りすることも多く、しょんぼりしていた時期もある。
でも、誰からか聞いた、「場が盛り上がらないこともある。それはそういう時期なのだと理解し、続けることが大切」という言葉に救われ、続けるうちに、メンバーの持ち味が少しずつ出始め、いい感じにまじりあい、1周年を迎える頃には、初めて参加する人もスッと入っていけるような、あたたかいサークルになっていた。
2年目に入るときに、「とはいえ私もおかたづけしたいもんなー」ということと、「私が運営し続けるんじゃなく、みんなでできんかなー」ということを考え、活動内容をシンプルにし、ふれる仕事はメンバーにお願いするということを試みた。
(まるでひとりで運営してきたかのような言いぶりだが、もちろんそうではない。夫や、有資格者メンバーにはたくさん手を借りていたし、初期メンバーは「やれることはない?」といつも気にしてくれていた。)
このふたつをやっていて本当によかったなと振り返る。
2020年は、皆さんご存知の新型コロナウイルス感染症で、想定していた活動はできなくなったし、個人的なことでは夫が急病で倒れ、私も正直おかたづけ部どころではなくなっていた。
夫の病気については、マガジンに連載中。
まだまだ続きそう…続きは気長にお待ちいただければm(__)m
夫が倒れた翌日ぐらいに、係のメンバーに仕事をぶん投げ、目の前のことに集中することにした。
(初期からの有資格者メンバーも、こっそりフォローをしてくれたこと、私は知っている…)
結果、こんな感じで、新しい試みもできた。
私がいなくてもできること、私がいないからできることもたくさんあるとわかり、力を抜いて関われるようになった。
主にコロナをきっかけに活動のオンライン化が進んだことで、遠のいてしまったメンバーも、そうでなくても最近見かけない…というメンバーもいる。
正解はわからないけど、躍起になって呼び戻そうとせず、ゆるくゆるく、おかたづけで繋がり続けているのが現状だ。
一方、ものすごい変化量を見せてくれるメンバーもいる。
強制でないとはいえ、月に一回「かたづけるぞ~」とお祭り騒ぎをしていることが、いい感じに動機付けになっていると思う。
…とまあ、いろいろありつつ2周年を迎え、今またおかたづけ部の舵取りを私がやっている感じになっているが、私もいい塩梅に肩の力を抜いてやれるようになったし、うまくいくときもいかないときもあるのはわかったし、メンバーにとって少しでもきっかけを作り続けられる確信ができている。
ライフワークのひとつみたいなポジションになってきている。
私の活動には、一貫して「満たされた個人同士のかかわりで、しあわせを循環させる」という思いがある。
そのための場の提供をできるようになりたいな…と思えるようになったのは、間違いなくこのおかたづけ部のおかげ。
(元来私は人見知りで、わざわざ赤の他人と関わりをもつために外に出るなんてことが大嫌いな人間だった…)
これからも、欲張らず、ゆる~くおかたづけ部を継続していこうと思っている。
PS おかたづけ部は、テン大学生さんならどなたでも参加可能です!
気になった方はお問い合わせくださいね~