小1娘提唱の「おやこ会議」が素晴らしすぎた件について
「今度、おやこ会議しようよ!」
数日前のこと。
小1の娘(3学期を修了し春休み中…1年生か2年生かと宙ぶらりんに感じる時期だよね…)が、突然言い出した。
何の話をするつもりなのかイマイチつかめずにいたが、やけに乗り気だし、私もやぶさかではない。
開催日時は、参加者である両親にきちんとヒアリングの上調整。
いつも予定を書いているホワイトボードには、
「3月28日 プリキュア ミュークルドリーミー おやこかいぎ」
の文字が並んだ。
前日には、「ママ。明日はおやこ会議、よろしくお願いします!」とリマインドも欠かさない。
◇
おやこ会議当日。
ミュークルドリーミーを家族4人で観終わると(私は例のごとく号泣…)、娘はいそいそと会議の準備を始めた。
座る位置はどうがいいか、会議で話したことを書くための紙はあるか、と着眼点も素晴らしい。
ダイニングカウンターに椅子を3つ並べ、真ん中に議長の娘が着席。
議長をはさんで、夫と私が席に着いた。
夫が書記を申し出たが、議長は紙と鉛筆を手放さなかった。
議長からの説明によると、この会議では
「これから頑張った方がいいことをみんなで挙げていって、その中で特に頑張りたいことに手を挙げると」
とのこと。
全容がつかめないまま始まってしまったが、会議の進め方などを参加者から議長に都度質問したり意見したりしながら進め、会議全体は次のような流れとなった。
①自分自身や家族の誰かが「頑張った方がいいと思うこと」を挙手して意見する
②意見が出揃ったところで、「より頑張った方がいいと思うこと」に参加者が票を入れる(議長は中立)
③票の集まったものには向こう1ヶ月重点的に取り組む。その他の事項に関しては、気が付いたときに取り組む。
④この会議は月初めの休日に実施。今回は3月末なので、次回開催は5月初めとする。次回会議の際、1ヶ月の取り組みについて振り返りも行う。
議長(書記を兼ねる)、このような役割は初めてだったはずだが、なかなかお上手だ。
しっかりと進行の手綱を取り、出た意見にしっかり耳を傾けつつ、的確に書き留める。
参加者からの質問や進行に関する意見の趣旨を素早くとらえ、明確な意思を持ってきっちりと方針を決定していく。
私の周りにはファシリテーション力に長けた人が多いが、こんなに身近にかわいいお手本がいるとは思いもしなかった…
ちなみに向こう1ヶ月、我が家が重点的に取り組む事項は…
・くつをそろえる
・りぼんむすび(の練習 ※娘)
・せんたくたたみ
・ごはんのしせい
の4つに決定した。
議事録は娘のお気に入りのクリアケースに格納され、手に取りやすいところに設置された。
◇
我が家では、週に1回、スケジュール確認を兼ねた「夫婦会議」を行っている。
この風景が、娘にとってポジティブなものとして定着しつつあるのかもしれない。
小学校1年生の課程を修了してちょうどやる気になっていたタイミングなのか、自分で言いだし、こうして場を作ってくれたこと、本当に嬉しかった。
「これで、おやこ会議を終わります!礼!」
「ありがとうございました!」
掛け声の後は、3歳息子も加わって、前日お土産に買って帰ったアップルパイを4人でほおばった。
これからもおやこ会議の日には、お楽しみを用意してみようかな。
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