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イラスト「響-hibiki-」に込めた気持ち&金沢の伝統工芸紹介。

新作イラスト仕上がりました!

タイトル「響-hibiki-」

金沢市に生まれ育ち、金沢の伝統文化を身近に感じてきた自分だからこそ、表現できるものがある!

と思って、描き上げた作品のひとつになります。

金沢(石川)のかわいいをいっぱい詰め込んでみました。

めっちゃかわいく描けたー♥

と自分でも自負しております♥

制作には家事・育児・仕事で手をつけられない日もありましたが、

一ヶ月ほどかかって描き上げました。


タイトルは「響」(ひびき)です。

背景に描かれている鼓門から、鼓を打つ音の「響き」

少女の手に持っている、手鞠を弾ませるときの音の「響き」

そこからタイトルをつけました。

見た人の心に響いてくれるものがあればうれしいです。


イラストのモチーフに入れされてもらった伝統工芸等を紹介します。

少女の背景にある建築物「鼓門」
金沢駅兼六園口に建っています。
高さ17、3メートル。鼓をイメージして作られました。
金沢駅はこの景観で世界で最も美しい駅14選に選ばれました。

少女の着物「加賀友禅」
加賀五彩(藍、黄土、草、古代紫、臙脂(えんじ))といわれる独自の色彩を主に使い、ぼかしという技法で塗られます。
虫食いの葉など、自然の植物が柄に使われるのが特徴です。

散らばっている花「黒百合」
石川県の郷土の花に指定されています。高山植物で夏場に白山の頂上付近に咲いているのが見られます。

散りばめた金粉
金沢は昔、川で砂金がとれたそうです。
金箔工芸が盛んなのはそれが由来だとか。

左上「加賀獅子頭」
加賀藩主前田利家公が入城した際に民衆が獅子舞を舞ってお祝いしたのが由来とされています。お祝いのときや魔除けのためにおうちに飾られています。

右上「加賀八幡起上り」
八幡さんの誕生を記念して子供達に配るために作られたと言われています。
金沢の観光地ではお顔に絵付けができるワークショップもあり。

中央右「金沢和傘」
明治・大正に金沢には100軒以上あった傘屋ですが、今は激減しています。
和紙や糸を何重にも張り、丈夫なのが特徴。

中央下「九谷焼」
360年の歴史を誇り、五彩(赤・緑・黄・紫・紺青)を中心とした優美な色彩が特徴の色絵磁器です。

九谷焼の兜の置物。息子を出産したときに金沢市から贈っていただいたもの。

散らばっているお花の細工「加賀水引」
大正時代、津田左右吉が、立体的な水引の結び方を考案。
鶴亀や松竹梅の形に結び、今でも結納や金封に使われています。
現在は髪飾りやピアス等のアクセサリーもつくられ、身につけても楽しめます。

右上「金箔ソフト」
金沢の観光地で食べられます。その場で金箔をのせてくれます。
金箔自体に味はありませんが、映えるスイーツとして売れているそうです。
金沢は金箔生産シェア99%です。

右下「兼六園の徽軫(ことじ)灯籠」
日本三大名園「兼六園」の中でも代表的な景観の灯籠です。

左下「加賀手鞠」
江戸時代に徳川家から加賀に嫁いだ球姫様がお持ちになったことが始まりとされています。金沢では嫁入りのときに持たせる習慣が残っています。

中央左「加賀人形」
江戸時代から続く、男児の誕生を祝って贈られる人形として作られています。金沢駅には加賀人形の置物がのったポストが設置されています。



このイラストを見て金沢に興味を持ってもらったり

金沢に観光に行きたいなーって思ってもらえると

うれしいです。

昨年10月から金沢の伝統文化を伝えるNFTコレクション
「Near Future Kanazawa」を展開しています。

そのコレクションの1作品として2月頃販売する予定です。

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