老人ホームの選び方のポイント
家族が有料老人ホームに入居することに決まったときは、いくつかのポイントを押さえつつじっくりと選ぶことが安心安全な暮らしに直結します。たとえば、有料老人ホームの立地と入居する家族の身体的な状況を気につけることがポイントです。
まず、有料老人ホームの立地条件は、とても重要なポイントとなります。家族を有料老人ホームに預け、時々通院に付き合ったり、面会に行ったり、さらにはちょっとしたお出かけをすることを考慮するのであれば、できるだけ通いやすい場所の有料老人ホームを見つけることが鍵を握ります。実際に家族を有料老人ホームに入居させている人の中には、ちょくちょく面会に訪れることができるように、車で片道30分以内の距離にある有料老人ホームを探したというケースが圧倒的に多いと言われています。家族間の交流を維持することは、有料老人ホームに入居する家族にとって精神的な安心感につながるため、大切なことです。
有料老人ホームの選び方で次に大切なポイントは、入居する家族の身体的状況、または、認知症の進み具合を考慮することです。認知症が進んでいる場合には、認知症のケアが充実している有料老人ホームへの入居を選択したほうが手厚いサポートを受けられます。一方、車椅子で足が不自由でも意思疎通がきちんとできるのであれば、同じような状況にあるお年寄りが入居している施設を選ぶと当人も生活がしやすくなります。そのためにも、有料老人ホームの下見や見学会に参加して情報を入手することです。
今回はいくつかあるポイントのうち2つ紹介しましたが、ここで紹介した以外のポイントも把握しておくことが大切。たとえば「上手に選ぼう老人ホーム」でもポイントが紹介されているため、そちらも参考にしながら後悔のない施設を選びましょう。