未知との遭遇🛸
「正義」ってなに?(4)
人類の祖先がアフリカを飛び出して、世界に散らばって行った後、その所々で小規模な集団生活を行なっていたことでしょう。
最初は定着した場所から離れることなく、お互いに関係を持つことなく暮らしていたはずです。
しかし人類が進歩し始めると、その集団は大きくなり、やがて別の集団と境界で接することになります。
長い間、互いの存在を知らない集団同士がある時出会ったら、自分たちとの"差異"に驚くのではないでしょうか?
その"差異"を許容出来れば「交易」が始まり、互いの長所を生かし合うことができると思います。
ここで一区切り。
人間は自分が"正しい"と思っていることを"否定"されると、よほど人間が出来た人でない限り"イラっ"としてしまうのではないかと思います。
ましてや自分のモットーだったり教訓であったりしたら、"自分の人格の否定"と捉えかねません。
これを国や民族単位の"集団"に置き換えた場合、どうなるでしょう?
自分たちの信じる神や風習、思想等が否定されれば強硬に守ろうとするはずです。
なぜならその地域で長年培われたそれらは、"その場所に合っているから"そこに存在しているわけで、一朝一夕に変更出来るものではないからです。
続きます。