”勉強をしない子” が自発的にするようになるための接し方
勉強なんかやらない!!そんな子どもたちと
4年間関わり続けた私が、勉強を自発的にさせる方法を教えます。
こんにちは、りん子です。
今日は、勉強をしない子を自発的に取り組ませるための接し方
をテーマに記します。
家で子どもが全然勉強しない!!
子どもに勉強を教えているけど、接し方に困ってる
そんな方にぜひ読んていただきたいです。
1.勉強をしない理由
私は大学4年間、中学生複数人を対象に学習支援をしていました。
子供たちはよく、
勉強なんかやらない
やりたくない
やる意味がわからない
どうせ出来ない、わからない と言いました。
話を聞くと、やりたくない子のほとんどが
勉強が出来ず、周りに遅れをとっている子でした。
” やりたくない ” に隠れている真髄は” わからないから ”
つまずき箇所を取り除いてあげることで、
勉強が好きになるのではないかと思いました。
2.” わからない ≠ 恥ずかしい ”
わからないが溜まってしまう原因は
わからないことが恥ずかしい
人に聞くのは恥ずかしい
人に聞いて馬鹿にされるかもしれない
という意識からくるもので、これを取り除き
” わからないことは聞く ” 習慣を身につける必要があります。
なのでまずは、
” わからないことは恥ずかしいことではない
わからないままにしておくほうが恥ずかしい ”
と伝えてあげましょう。
3.共感する
みなさんは何か教えて欲しいとき、
自分に肯定的な人とそうではない人 どちらに聞きますか?
もちろん前者ですよね、それは子どもだって同じです。
前項で話した ” わからないことは聞く ” は
慣れない子どもにとってはハードルの高い行動になります。
そのハードルを少しでも下げ、聞きやすくするために
教える側ができることは共感するに尽きます。
例えば「勉強したくない、めんどくさい」と言われたら
なんと返しますか?
『いいから勉強しなさい』
ではアウトです。
『そうだよね〜めんどくさいよね〜大変だよね〜』
と、勉強したくない気持ちに共感してあげてください。
勉強しなきゃいけないことを、子どもは分かっています。
ただやりたくない気持ちに共感して欲しいだけなのです。
自分の気持ちを分かってくれる!と分かったら
人は心を開きやすいです。
そうすると、わからないことを聞きやすい関係構築が可能になります。
みなさんも、誰かに「ここが分からない」と聞いた時
『こんな簡単なことも分からないの〜?』と言われたら嫌ですし、
『ここ難しいよね!』と共感してくれる人の方が、聞きやすいですよね◎
4.” わかる = 楽しい ”
質問しやすい関係構築ができたら。
次は、どこでつまずいているのかを明確にすることです。
私が教えていた中2の女の子は、分数が苦手で
足し算・引き算・掛け算・割り算の解法がごちゃ混ぜになっていました。
その子は何度先生に聞いても、腑に落ちず終いには
「小学5年生で習う内容だよ。」と言われたそうです。
そこから分数の質問をするのが恥ずかしくなり、
分からないままになっていました。
この場合どうしたらいいのか。
答えは ” 小5の内容まで戻る ” の1つしかないと思っています。
いくら他の文字式や1次関数の計算ができたとしても、
小・中学生で習った内容は必ず応用の基礎として必要になります。
その場凌ぎではなく、分からない部分の概念から
しっかりと教えることが大切です。
それでも理解できないのであれば、そこまでの力がないので
より前の部分で分からないところ・曖昧になっているところはないか
をおさらいする必要があります。
私は中2の女の子に対して小学5年生が解く問題を出し、
何度も何度も解いてもらいました。
分からないまま放っておいた分、苦手意識もあったので
時間はかかりましたが分数を克服することができました。
『分数ができるようになってから、数学が楽しくなった!』と
今まで数学は意地でも勉強しない姿勢だったのが、
自分から問題を出して解くまでになりました。
誰でもできなかったことが出来るようになると楽しくなります、
楽しくなるともっとやってみよう!という気持ちになります。
このような成功体験をさせてあげることで自身が生まれ
自発的に行動するようになります。
5.最後に
つらつらと書いてきましたが、最後に。
子どもに勉強を教えている方は
勉強はたのしいよ!と感じさせることは難しいと思うので。
” 知識は財産 ”
ということを是非伝えていただきたいです。
知らないことがどんなに非力なのか、
知っていることでどんなに自分の糧となるのか。
そんなことが子どもに伝わったなたら、
勉強そのものが楽しくなるのかもしれないですね。
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