「美術こぼれ話」について
最近、隔週水曜日の夜に、Twitterスペースで行うようになったトーク「美術こぼれ話」。
先日、「宮仕えはつらいよ ベラスケスの場合」をかけたのだが、いつか「ゴヤ篇」を、とリクエストを受けた。
先日やって痛感したのは、情報はできるだけ正確に。資料を手元に置いて話すこと。
あらかじめ話す内容について、文章でノートにメモを取り、流れを確認しておくこと。
文章であれ、トークであれ、いい加減な情報を話すのはNG.
以前書いた事のある話だとしても、下調べ、再確認は欠かせない。
となると、新規のネタを並行して仕入れる習慣もつけておきたい。
とりあえずは、リクエストのあったゴヤ。
ARtalkでの『肖像画と女心』シリーズでも、第三回で、ゴヤの絵をちょこっと登場させる予定なので、ちょうど良いだろう。
あとは、できそうなネタは?(仕入れの予定も含めて)
例えば、ミケランジェロ。
・ミケランジェロとユリウス2世―――システィーナ礼拝堂秘話
(パトロンーーーそれも教皇とガチの喧嘩ができるのは、ミケランジェロくらいだろう。天井画<天地創造>の制作を押し付けられ(「俺は絵描きじゃないっつーの!」byミケ)、「いつできるんだ?」とせかされた時には、「できた時です!」と言い返し…)
ユリウス2世は、曲者ぞろいのルネサンス教皇の中でも、ひときわ輝く存在。
アレクサンドル6世(チェーザレ・ボルジアの父)とはベクトルの違う存在なのが、面白い。
前後編にして、後半で<最後の審判>の話もやろうか。(半沢直樹もびっくりな倍返しのお話)