方眼ノート中毒
私はマイノートとして、無印の方眼ノートを使っている。
記事のアイディア出しや下書き、日記など、とにかく頭に浮かんだことは何でもここに放り込む。
このマイノートも、最初は手近にあった、使いかけの横罫ノートを利用していたが、「方眼ノートが使いやすい」と雑誌か何かで読んだのをきっかけに、切り替えた。
以来、無印の方眼ノート一筋だ。
天から地まで、びっしりと方眼で埋まっているのが良い。上下に余白があると、何となく使える領域を制限されているように感じられて窮屈だ。
見開きで開いた時に、無限に広がる感じが好きだ。これを全部好きなように使い、思う存分埋めていって良いのだ、と。
そして、一度方眼の味を覚えてしまえば、もう横罫ノートには戻れない。
無印のノートは、厚さもちょうど良い。書きつぶしては、新しいのを用意する度に、ある種の達成感がある。
書けば書くほど、前に進める気がする。どんなものでも、書くことは、まさに筋力だ。
が、以前からやや不満がきざすようになった。
「もっと厚み(ページ数)があったら良いのに」
山登りで、もうちょっと難易度の高いコースに挑戦したい、と思うのと同じようなものだろうか?
とりあえず、同じく無印のルーズリーフを分厚めのリフィルノートとしてまとめて、それを毎日の小説写経に使っている。
が、今日の仕事帰りに、何気なく立ち寄った書店で、見つけてしまった。
大きさはA5といつも使っているB5よりは小さいが、持った感じは悪くない。表紙の色にヴァリエーションがあるのも気に入った。
値段は張るが。
だからこそ、手にいれたら何か特別なことに使いたい気もする。
例えば創作ノートとか。
三題噺や短編で、これを埋めてみる、とか?
毎日持ち歩いて、10分間これを開いて、まっさらなページと向き合う場を作るのはどうか?
10分向き合って、何も出なければそれでもかまうまい。
とにかくノートを開くこと、書く姿勢を作ることが肝心ではないだろうか。
そうと決まったら、チャレンジしてみたい。