徒然日記~トルティーヤ挑戦記
オムレツは難しい。
以前、ホテルの朝食バイキングで、目の前でコックさんが作ってくれるオムレツが美味しくて、二個目をお代わりに行ったこともある。
だが、自分で作るとなるとなかなか思うような出来になってくれない。
焦げ目がつくし、中も固い。何より見た目が美しくない。(おい)
あのホテルで見た、フワフワでほんのりと甘い、宝物のようなオムレツ。
同じ人間が作ったものなのだろうか。
まあ、素人がそう簡単にできるものではない、ともわかっているが。
そんな私が、今回挑戦してみたのが、オムレツはオムレツでも、ジャガイモの入ったスペイン風オムレツ(トルティーヤ)。
スペイン料理店でしばしば「前菜」として出されるアレである。
原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』でも出てくる料理で、その本がきっかけで、頭の片隅に「気になる料理」として引っかかっていた。
本を借りたり、ネットでレシピを調べて驚いたのが、卵の使用量の多さ!
4個も使うか、普通!
でも、実際に自分で作ってみれば、ジャガイモに対してちょうど良い、釣り合う量なのだと納得。
タマゴ四個に、薄切りにしたジャガイモ四つ。
出来上がった円形のオムレツ(焦げ目付き)は、胡椒をかけてちょうど良い味。
なるほど、これならお腹に溜まってくれる。
次は、もう少しパプリカや玉ねぎなど、他の野菜を入れるようにした方が良いだろうか。
などとも考える。
しかし、ひっくり返す時が一番心臓に悪かった。
まあ、料理をあまりしてないことを考えれば、慣れの問題だろうけれど。